マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

読書

アジャイルな風の歌を聴け

おしるこが売っている自販機を探している。この時期になると必ずどこかに陳列されるはずなのだが、今年はなかなか見つけることができない。結局見つけたのは会社の最寄駅の自販機で、しかも帰りのホームにあった。私は朝に飲みたいのだが、それは許されるこ…

設計に必要なのは業務理解 / 楽々ERDレッスン

日常のことばを切り出しながら前に進んでいる。いくつかのフレーズを単語ごとに区切り、その意味を考え続けている。そうやって暮らしていくとこの日々の目的を参照できる気がしているが、まったくそんなことはない。職場のひとがひとりまたひとりと去ってい…

諦めきれないのでやっぱりITエンジニアを目指している /「ロウソクの科学」

0. 雨ばかり降っていた時期は去っていき、けだるい暑さを感じるようになった。先月から子供たちが体調を崩し、家族皆で風邪をうつしあった。三周か四周して、やっとおわった。ようやく文章がかける。

区切りをつけてノイマン/「フォン・ノイマンの生涯」

私の文章にはオノマトペが少ないか。日常の会話にも入ってきていない気もする。そのくらい音にこだわりがないのかもしれない。ただ、散髪の音声はジョキジョキでそれは安定している。頭髪が切られるほど、自分の記憶が抜け落ちていく感覚があって、忘れを許…

ちょっと余裕が出てきたGWと個人開発の宣伝 /「限りある時間の使い方」

久しく文章から離れている気がする。書こうとするたび、まいかいぎこちなさが生まれてしまう。これを抜け出したらもっと書き始めがやさしくなれるのだけれど。 今年のGWは仕事が落ち着いていて、休日出勤もこのあいだの一日だけでよかった。長男はこの連休を…

心のどこかの心 / 青色本

全く進展のない、人生の空洞にとじ込まれたかのような日々を過ごしている。やることはやってしまった気もするし、そうでない気もするが、ただ命をうすくうすく延ばしながら生きている感じでどうにもならない。

2月の文章 /嫌われる勇気

ひどく忙しい日々が続いている。通常の設計業務に加えて、なにかしらの調整作業が加わっているためである。あちらを立てたら、こちらが立たずといったことがらを、人々の間ですり合わせながらそれを生きている。もしかしたら調整の方が7割くらいになっている…

語りえぬものについてはサーバーを落とすChatGPT / 青色本

雪みたいな雨のせいで、道がぬかるんでいた。履いていた靴にはすこし割れ目がはいっているようで、歩くごとに足につめたさを覚えていた。家に残してきたコードのことを思い出しながら、あのときの処理やデザインのやりかたについて、良いやりかたを探してい…

読書記録と雑記/ロバート・オッペンハイマー

三泊四日のはずが、諸事情あって五泊六日の帰省となった。そのため非常にゆっくりとした年明けになっている。ちょうど一冊だけ本を読むことができたので、ここに記録をまとめる。

資格試験と現状の勢い / 物理法則はいかにして発見されたか

書き出しほどなやむものはない。静止摩擦係数が動摩擦係数を上回るとおなじように、やりはじめるのは辛いものだ。風は落ち着いているし、寒ささえ感じるようになった。秋という言葉さえ使う間もないのかもしれない。どうでもいいことだ。

バベッジノジャンキー

どっかで聞いたフレーズばかりが耳にはりついていてとれない。という事象はままある。定刻通り走る列車にかかわらず明るさは増えていく。わたしは日差しのながさをかんがえた。日差しにながさはない。ながさ。 18世紀にチャールズバベッジは階差エンジンをつ…

ModbusTCPとマスクの化石/「 銃・病原菌・鉄(上)」

結局、通信はうまくいった。塞がっていたポートをうまくよけた。PLCとIoTデバイスにおいて、互いのIPアドレスを知り、ポートを知り、プロコトルを理解させるのはそこまで難しくなかった。ただ、わたしの知識が足りなかっただけだった。それでもなんとかなっ…

分かっちゃいるけど、やるのは難しい /「エッセンシャル思考」

書き始めが冬のことばかりになっている気がして、私自身が寒さを求めているのだなと感じた。それくらい今年の冬は暖かい。始発の電車で会社に向かう時、冷えた手を缶コーヒーで温めたりもしたいが、そういうほどでもない。だから私はセブンカフェのコーヒー…

広く深く楽しいIoTの本 /IoTエンジニア養成読本 設計編

難しく考え過ぎていた。雪は降らなかった。当たり前と思っていたことがそうではなかったりした。日々の暮らしにいくつかの句読点をうち、私はそれを読み進めていく。IoTが熟成していく。日本語もままならない。 「IoTエンジニア養成読本 設計編」を読んだ。…

機械設計とプログラミングはちょっと似てる/「リーダーブルコード」

加工機の切削音が私の体を揺らしていた。六軸のロボットたちは今日もげんきに部品を振り回して、それぞれにセットしている。ブロワとときどきのアラーム音。私はここで生きている。あるいは文章を補給しなければならなかった。自身の中の言葉はとうの昔に枯…

知りたがりーなワクワクさんとルクレーティウス/「ハードウェアハッカー」

それらしく日々が過ぎていく。正月中に少しだけ本を読んだ。先日の「最軽量のマネジメント」に加えて、「ハードウェアハッカー」のページをめくっていた。これほどまとめづらい本は久しぶりだった。 超優秀なエンジニアがこの世の理を理解しようとしていた。…

軽みのある書評というかメモを目指す/最軽量のマネジメント

今年から書評という枠組みはとらないことにした。自分の中で他にも優先すべきことが増えたからだ。今までは書評の内容を二、三日かけて考えていたが、それはちょっともったいない。文章としてもっと軽みをもって記事を書いていきたい。 「最軽量のマネジメン…

「マスタリングTCP/IP入門」とマスタリングしてない日々

なにかが変わっていくような、そうでもないような日がある。私はひたすらコードを書いて、それをひとりのリポジトリにあげている。進捗は私のみが知っている自己責任プロジェクトだ。というより、社内の人はだれひとりgithubを知らない。工作機械の切削音と…

知らなくてもIoTはできるけどあったら楽しい知識/マイコンのしくみと動かし方

IoTばっかし 最近仕事でもIoTをやるようになっていて、寝ても覚めてもIoTのことを考えている。こいつを極めようとおもったら本当に広範な知識が必要だ。機械加工からはじまって、回路設計やら、半田づけやら、セキュリティのあれこれ。クラウドとのデータの…

延長された感覚器官の果てに/星界の報告

Photo by The New York Public Library on Unsplash 突然文章を書ける気配がした。たいがいはそのようなものだ。今朝は無理のない夢を見たが、どのようにしたものか思案を重ねてコーヒーを飲んだ。苦かった。

仕事始めと分散化された新しいワクワク/WIRED VOL.31

仕事始めである。今年は非常に忙しくなりそうな気がする。物量だけでいえば前年の3倍くらいある。だからといって勤務時間が3倍になるわけではないが、まぁ、似たようなものである。こうなってくると、いかにして創作活動の時間を捻出するかが争点になる。や…

諸々の評価と改善/問題解決大全

一通りの正月を過ごした。いろいろあったが、総じてゆっくりしていた。まとまった時間がとれていたので本を何冊か読んだ。文章が直線的なのは、この記事がスマホからの更新であり、長文がかけないためだ。 問題解決大全を読んだ。あの読書猿さんが書いた本で…

知識と文章 / テアイテトス

七五三の前撮りにあわせて家族写真をとった。できたものをみると、なんだかわからないが家族になっていた自分がいて、少しだけ困った。昨日まで自分が大学生だったような気がしていて、今日も補講とかサークルとかそんな分野の悩みを持ち合わせている雰囲気…

やりたいことが溢れたら時間の最適化を行えばいい/「本音で生きる」

先日、妻が「明日は付き合った記念日だね」と語りかけてきた。ケーキを食べよう、と。子供の誕生日が過ぎてしまい、クリスマスまでそのような行事はなかったためと思われる。そうであったから、仕事帰りに近くの店でいくつかのケーキを買った。チーズケーキ…

ディープラーニングの学習とAidemyコンテストへの応募/ゼロから作るDeep Learning

息子に時間の概念を伝えようとしているが、今日と昨日と明日をなんと説明すればいいかわからない。それはつまり過去と未来を切り分けることであるが、なんとも言語化が難しい領域だ。ほんとうにウィトゲンシュタインの「意味とは使用」というのが実感できる…

どんどんドーナツと一般相対性理論への諦め

Photo by Marvin Meyer on Unsplash 他のすべての座標系よりもとくに慣性系を選ぶということ、慣性の原理に基づいた実験によってこれほどしっかり樹立されたと思われるこの選択をやめてしまうということの妥当性を、何がわれわれに保証してくれるであろうか…

光速のキャッチボールと相対性理論(4)

新しい季節はなぜか切ない気がして、という歌いだしで始まる曲を聴いていた。私は大学時代によく空を飛んでいたことを思い出した。スピッツが好きな人がいて、その人のセレクションがしょっちゅう車内でかかっていたのだ。その車には他にもたくさんのCDが置…

ロボット資本主義と相対性理論(3)

機械またはAIのみで構成される経済圏は存在しうるか。彼らはお金のやりとりに価値を見出し、各々の成果物を紙幣によって交換することがあるか。おそらくYESだ。彼らが全く均質な存在で、すべての意思が統合されているなら話は別だがきっとそんなことはない。…

不可避の速攻とペガサス流星拳/「相対論の意味」(2)

Photo by Jonathan Roger 私の脈拍の遅さは、日々のBPMの遅さだと解釈した。私たちは同じ時間軸を生きている共同体だ。そうやって信じてきたけど、朝の五分は足早に去るし、給食の五分前ではなぜか時計はほぼ止まる。時間はいくらでも伸縮自在であり、ネテロ…

てきとうに相対性理論の学習を進める。/「相対論の意味」

伝聞や引用によってしか文章を構成できないとなると、私の意義はどこにあるのかと不安な気分になる。それでも等しく朝は来て、昨日と同様のシステムにもとづいて行動するのみとなる。 相対性理論の本を少しずつ読み進めている。相対性理論とはアインシュタイ…