マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

アジャイルな風の歌を聴け

 おしるこが売っている自販機を探している。この時期になると必ずどこかに陳列されるはずなのだが、今年はなかなか見つけることができない。結局見つけたのは会社の最寄駅の自販機で、しかも帰りのホームにあった。私は朝に飲みたいのだが、それは許されることではなかった。

 年末年始はコードを書いていた。帰省する日程をずらしており、三が日は家でじっとしていたためだ。Reactはいまだに分からないが、コードはかけるようになった。stateやContext、そしてEffectという概念を得たが、「それらをあまり使わないこと」が重要なのだと感じた。これは機械設計に例えると分かりやすい。かれらの概念は部品点数であり、可動する機構である。シンプルな方が良い。動かない方がいい。もっというと、作らない方がいい。何も作らずに問題が解決できればそれに越したことはない。

 帰省してからは、フィヨルドブートキャンプの課題図書を読んでいた。アジャイルについての本。今後行うチーム開発はアジャイル開発を用いる。それがどのような手法なのかを理解し、自分なりに文章でまとめることが求められた。

 アジャイルとは短い周期で修正を繰り返しながら、動くコードを提供しつづけるやりかたなのかな。顧客との距離が非常に近い。

弟子: つまり、こういうことでしょうか。「顧客の要求を聞き出す時間よりも、顧客と要求について話し合う時間をもっと増やすべきである」と?

センセイ: その通りだ

アジャイルサムライ p122

 結局は対話が必要なのだ。御用聞きに終わってはならない。私のいまの業務にも通づるところがある。他部門の要望をそのまま鵜呑みにして、それに応えるだけではうまくいかないことが多い。短時間の打ち合わせをこまめに行い、課題の洗い出しとその解決に向けて動かなければならない。それがアジャイルなのか。

 アジャイルは良いことばかりな気がするけど、それは全てにおいて正解で正義というわけでもない。だってしんどいし。作る側にたってみたら、非常にプレッシャーが大きい。みんながそれについてこれないかもしれない。だからそれを使わないしない、という選択肢もある。

UnsplashVlad Namashko