マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

2017-01-01から1年間の記事一覧

2017年のウィズ

いそがしさのなかにいる。いしのなかにいる、という文章に似ているので気に入った。終わりの見えない業務に身を置いていて、本当に年は明けるのか疑問に思ってきた。とはいうものの、やっていることは楽しいのでそれほど辛くはない。この楽しさの源はどこか…

書くというありかた

Moon, full moon, night and landscape HD photo by Anders Jildén (@andersjilden) on Unsplash ようやくネットの工事が終了した。八月にプロバイダの申し込みをしてから実に4ヶ月ほどが経過していた。その間はケータイのデータ量の契約を増やし、日々のゴ…

楽しさの種まき

たまには何も参照しない、自分の話をしようか。さいきんは仕事が忙しくてブログを書いたり、ものをつくったりする時間がなかなかとれないけど、種まきは時々している。楽しさの種まきである。いつか気づいたことだが、自分の行いと結果には相応の遅れ系があ…

センサーの信念

Vernazza sunset photo by Anders Jildén (@andersjilden) on Unsplash 長い長い夜をかけて合わせていき自然とゼロになるような空気感であった。この不規則なシフトもあと1ヶ月で終了し、私は再びもとの生活に戻る。夜にしか書けない文章もあったのかもしれ…

未だ展開しない思想

Mountain, sky, alp and fog HD photo by asoggetti (@asoggetti) on Unsplash それぞれが文章を装備して生きている。そのようなことを考えた。いくらかの残業をしたあと電車に乗ると人々はまばらだった。じっと外を見つめたが何もなかった。そういう時間だ…

月日は百代の過客だ。知らんけど。

Coffee on table with spoon photo by asoggetti (@asoggetti) on Unsplash 日々が流れていく。流れるというのは連続的であり規則的なイメージをもつそれであって、私が観測可能でなくてはならない。果たしてそれは流れているのか。乗るべき電車がホームに滑…

非物質的なアーク溶接棒

Photo by Laszlo Kiss on Unsplash そして人がこのことから引き出す結論は、生きた命題にするために死んだ記号に加えねばならぬものは、単なる記号とは別の性質の何か非物質的なものである、ということになる。 しかし、記号の生命であるものを名指せと言わ…

書き出しのみで構成される文脈

S T A R T R A I L photo by Samuele Errico Piccarini (@samuele_piccarini) on Unsplash意味に立ち向かわなくてはならないが、私はそれに気をやることができない。どうあがいても夏は終わってしまい、短い季節がそこにある。ここは何処か。四分という短い…

さながらカマキリの腕

Lake Louise photo by Andreea Chidu (@achidu) on Unsplash 夕陽が沈む頃に会社に向かう。もしかしたらあれは朝陽で、世界は次第に朝を迎えるのかもしれない。そう考えてみたが、やはり陽は沈んでいくのであって、私は逆向きに生きている。

召喚士は通す。ガードも通す。キマリは通さない。

Photo by nikita velikanin on Unsplash 文章によって生かされている。フレーズが浮かんだだけで実際はどうかは知らない。少なくても死んでいることはなさそうだ。いくつかの台風とミサイルが頭上を通る間、私はひとかたまりの仕事をちぎっては投げちぎって…

文章によるデトックスサプライズ。

Photo by Manu Adán on Unsplash 生き死にを繰り返しながらそれでも生きていて、ついこの間買ったひまわりは一週間で花瓶の中で枯れた。逆に言えば彼らは切り花になりながらも、一週間は生命を維持できたわけであって、それは会社の近くで鳴いていたセミのそ…

とりとめのなさと一九八四年

Mountain, loneliness, solitude, wilderness and natural elevation HD photo by David Marcu (@davidmarcu) on Unsplash 自分の中にある言葉の少なさにあきれている。何かを参照しない限り何も語ることができない。そのような人間になっている。しかし、そ…

ワクワクの可能性を上げる種まき/「自分が信じていることを疑う勇気」(献本)

帰り道に見かけたノアザミたちはどれもが空を一直線に見上げていた。まだ夜ではなかった。雨も降っていなかった。梅雨入りしたはずなのに、今年はあまり傘の出番がない。彼には申し訳ないことをしている。私は気分がいい。日々の仕事に追われているが、スト…

単位体積あたりの思想/「論語」

Photo by Zoltan Kovacs | Unsplash 晴れてはいたが、水分が多かった。六月のムッとした空気が停車している電車を押しつぶしていた。それは私のホームとは反対にあって、私が乗るべき電車はまだきていなかった。この情景描写は本文とはまったく関係ないが、…

くっそくだらないハードウェアをつくるぞ!/メイカーズのエコシステム

モモの小説に出てくる時間泥棒に襲われているような日々だ。時間が驚くほど少ない。いや、時間がすくないというより満足のいく使い方ができていないだけか。以前、私は自身のことを「本を読む、文章をかく、ものをつくる、そういうことでしか経験値を得られ…

3Dプリンターでブックストッパーをつくった。

前から作りたかったクリップをようやく作ったので公開してみます。わーい。 文庫本にとりつけるとこんな感じ。

ホッタイ宝塚で加速する楽しさ/池上彰さんの本

いったいどのように言葉を紡げばよかったか。それらの質感を確かめないままこうして空気中に放り込む。そうやって酸化されたそれは表面に不動態を生成し、私からの観察を妨げる。 誕生日プレゼントとしてけいろー (id:ornith) さんから池上彰著「学校では教…

28才になった。

そうして28才になった。毎年こうして年を重ねていることが不思議である。シームレスな人生に強引に割り込んでくる年齢という概念。思索のひとつの基準になるが、その近辺の変化はたいしたことがない。昨日と今日でなにが違うわけでもない。そういうことであ…

雑なGWハイライト

高知のアンパンマンミュージアムと、アニマルランドに行ってきました。アンパンマンは言わずもがなでしたが、アニマルランドが予想以上に良かったです。入場料無料で動物がたくさん見れます。わんぱーくこうちアニマルランド・オフィシャルサイトあとは近く…

そろそろ自分の可能性に見切りつけたい/「エンジニアの成長戦略」 

戦略を練る 「エンジニアの成長戦略」を読んだ。id:takumi296(匠習作)さんの著書であり、これからの若いエンジニアに向けてキャリアを作る上での道筋やヒントが書かれている。匠さんは技術士で、企業の生産設備のコンサルタントや、技術士試験対策の講師を…

非計算と脳みそ/ペンローズの<量子脳>理論

計算されない書き出し 書き出しに慎重になりすぎるのは、そこへ期待をかけすぎているからかもしれない。はじめの一文で全てが言い切れるような、そんなものを目指していたのか。それは私には荷が重すぎたため、こうして緩みきった文章を打ち続けているのだが…

Fusion360による3DCAD作業がめちゃくちゃ楽しい。

やばい。

意識の遅れ系と黄金比/「黄金比の謎」感想

前から記事しようと考えていたネタに、「意識の遅れ系」というものがある。なんのことはない。「自分の思考や思想は遅れて具現化する」ということだ。私はポケットサイズの野帳に日々思ったことを書き散らかす癖があって、へんてこなアイデアや願望を記録し…

私のブログはだれかを動かしているのか。/「人を動かす」

果たして私はみなさんに役に立つ情報を与えているだろうか。独りよがりの文章になっていないだろうか。そもそも、私は何を伝えたいのだ。このようなしがらみのないエディタ空間にただ文字を並べていって、そこに目的はあるのか。もっと明確な意思を持って何…

楽し層(そう)を積み重ねる/WIRED Vol.27 感想

文章が書けない時はどうするか。文章を書くしかない。学生の頃に、よくジャグリングをしていて、ひたすらボールを投げていた。何も考えなかった。ただ投げた。難しい技を練習する時も「どうすればできるようになるのか」とかそんなことは考えなかった。成功…

正しさの彼岸、恣意性と不確定性/不完全性定理

Photo by Maria | Unsplash そうやって明晰な朝が来ると、こめかみから思索が漏れていくような気がして、少しの不安を抱く。 仕事上の問題は片付けられた。結局はコミュニケーションなのだ。私はこう考えています、いまからこれをやります、やりました、次は…

言葉の違いは思想の違い/「英会話イメージトレース体得法」

いきなり本題に入るような書き方が難しくなっていた。それはきっと自分のどこかにブレーキが備わっていて、環境の急激な変化に対する恐怖というか、抵抗したい思いがあるのだろう。今日はいままでの流れを切って、送っていただいた英会話の本の紹介をする。…

内的直観に左右される業務/不完全性定理

Let there be light., by Anders Jildén | Unsplash 書くことしかできない。この作業は自身に内包している思いの丈をぶつけるとか、主張するとか、そんな話ではない。日々どこかに蓄えられていくひずみを少しでも軽減するための行為である。私はひとつの文章…

間違えているかもしれないものの正しさは、そのもの自身によっては保証できない

Lake Bled, by Ales Krivec | Unsplash 考えを書き留める必要がある。それらを私のなかにとどめておくと、消化不良を起こしてしまいあまり体によろしくない。ちぐはぐな悩みや意味のない妄想などを現実世界に天日干ししておかなければならない。このごろは仕…

あるなし二語文の可解性/「不完全性定理」

Photo by Stacy Wyss | Unsplash 息子が二語文を話すようになった。「〜ない!」とか「〜あった!」とずっと喋っている。ずっと喋っている。いったい誰に似たのかしらんと思ったが、そういえば私も幼い頃はお喋りやさんだったらしい。自分でも少しだけ覚えて…