Mountain, sky, alp and fog HD photo by asoggetti (@asoggetti) on Unsplash
それぞれが文章を装備して生きている。そのようなことを考えた。いくらかの残業をしたあと電車に乗ると人々はまばらだった。じっと外を見つめたが何もなかった。そういう時間だった。結局のところ、私の人生はなにをもって正解となすのだろう。自身の充足感はどこで得られるのだろう。渇きとか飢えとかいう成分を利用して創作を行っている気がしてならない。もっとうまいやりかたがないかと探している。
日々は同じことの繰り返しだけれど、少しずつ上昇しつつあるようだ。ちょうど螺旋階段を昇るように。ひとつの願望がひとつの行動を生み、ひとつの行動がひとつの結果を生んだ。良いものであった。それが繰り返された。こうして着実になにかのステップを重ねつつあるのだが、それでも不安はあった。模索は続いている。
ブログの面白いところは現在進行形で書いても許されることだ。誰にとか何をとか細かいところは書き表せない。しかし、この場所には自由や寛大さを備えている。結果ありき、結論ありきの文章を人々は求める。小説はたいていラストシーンが書かれているし、拳銃は必ず発射されなくてはならない。しかしブログは違う。「こうなんだけどなぁ」「こうしている」といった途中で文章が途絶えていても問題はない。好きだなと思う。
[つまり、表現されることによって思想は変化するのだ]
青色本 p98
これはただの書きぬき。
今週のお題「私がブログを書きたくなるとき」