午後十時。抗生剤入りのジュースを次男は疑り深そうに眺めていた。しばらくして、ストローの先をそれにつけてぺろぺろ舐める様を、私たちは笑いを堪えながら見守っていた。それだけの年末である。 長男だけさきに妻の実家に配送し、我々三人はあとから向かう…
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