マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

2015-07-01から1ヶ月間の記事一覧

空虚な原子内にはびこるネプチューンマン

そろそろ量子力学の話を聞くのも飽きて来たと思うがつきあってほしい。私も別のことを書きたいのだが、いかんせん書くべきことがまだあるからどうしようもない。 量子力学という学問が産声をあげた頃は、みなはそれほど量子というものに注目していなかった。…

ちっさいおっさんが織りなす量子仮説

日々の文章を書き溜めた野帳が二十冊を越えた。昔は日記を書いていたが、いつからか面倒になりこうして文章を埋めていくノートを持つようになった。もっとも、はじめのころはアイデアをスケッチするためのノートでしかなかったのだが、後から見返すと何を考…

光のつぶつぶオレンジは自販機で110円いれると出て来たあれと等しく台風一過

日々多くの文章に囲まれて生活をしているが、彼らが私に与えてくれたものはなにひとつない。そして私が彼らに与えられるものもない。そうであってほしいと願う。皆、もとから何かを持っており、それを捨て去ることはないし変化させることもしない。変わらな…

色付きバーコードと普遍の数式

時計の針を少し戻そう。スペクトルの話がしたい。 水素が発するスペクトルが不連続の値をとることは以前から知られていた。その規則性を探ろうとしたリュードベリは、スペクトルの波長ではなくその逆数である波数(単に長さ当りに波がいくつあるか)に着目し…

物理の歴史はでっちあげの歴史

書くことは区切ることだ。思考を明らかにすることでは決してない。我々の内部にあるシステムを思考と一口に表現することは、おこがましいというか、恐れ多いというか、自分でも使ったことのない語彙を用いたくなるほど体が震える。きっとこれは誰にも伝わら…

情報と時間とベルヌーイの定理

数える程度の朝がやって来た。今日私に課されたいくつかの仕事はやがて形骸化し、どこかの宇宙のチリになるのだろう。高校の友人が海の藻屑のことを、海のもずくとふざけて言っていた。当時も今も私にはもずくというものがどんなものかはっきりとは分からず…

ナポレオンとどんぐりコーヒー

中学生の頃、私は塾に通っていた。といっても、都会のビルに入っているような大きな塾ではなく、個人経営の小さなものだ。それは中学校の校舎から歩いて十分ほどのところにあり、毎週水曜日になると私は近くのコンビニで菓子パンと野菜ジュースを買い、塾へ…

学生は有休休暇の夢を見るか?/イギリスとフランスとコーヒー

まったく脈絡のないタイトルで申し訳ない。でも実際書き上げるとこうなってしまったのだ。サマーウォーズでも観ながらダラダラ読んでほしい。 いくつかやることがあったので、今日は有給を消化した。銀行と役所へ行き、いくつかの書類を手に入れた後、近くの…

それとなく短歌

1.手帳 無意識に引かれた生命線をしめだすよう掴む手帳はあかい2.花火 ちょうどいいヘルツが分からぬまま声を出したマムシとあちらの花火3.虫 ひとかどの電子の雲を虫たちは羽ばたく加速器生命誕生4.白 めくるめくるが抜けている白いまま単語帳もう放り投げ…