マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

2015-08-01から1ヶ月間の記事一覧

本あげます。

書斎を解体することにした。それによって本を置けるところが少なくなったので、本を整理しようと思う。そこらの古本屋にでも売ればいいが、二束三文にしかならないのであまり面白くない。というわけで無料で差し上げることにした。送料はこちらが負担。本の…

「もう限界……」と嘆くウィトゲンシュタインを全力で応援する松岡修造

さて、どこまで書いたか。命題を余すところなく書き尽くす術を今回にもってきたか。そのような気がする。そもそも、命題とは要素命題と呼ばれるさらにちっさい命題の複合体である。要素命題はその名の通り、要素の命題であり簡単に言えばON/OFFのスイッチの…

読んだ本はぬか床へぶちこむ/川添さんとの対談の感想

やたら長い一週間だった。金属をひたすら削っていた。正確に言うと、金属が削られていくのをひたすら見守っていた。私が取り扱うステンレスは難削材と呼ばれる、削りにくい材料である。しかし、わたしは今までステンレスしか加工していないので、他のS45Cと…

ナンセンス☆ウィトゲンシュタイン

猛烈な雨と風は私がさしていたビニール傘をぐにゃぐにゃにしてくれた。何かの映画のジャケットに、どしゃぶりの中で両手を広げて雨を抱いていてる男が映っていたのを思い出した。両手を広げた以外は私はだいたいそのようになった。その足で会社へ行き、タイ…

経験に依存する飾りじゃない涙/「論理哲学論考」その2

昨日の夜、地酒を少しずつ口に含みながら井上陽水をBGMに記事を書こうとしたが、どうにも文章が定まらなかった。お酒は美味しかったが、それと思考が明瞭になることとは別のことらしい。彼は行かなくちゃ、きみに会いにいかなくちゃと自らを急かしていたが、…

インド象の思考と論理哲学論考

未知の本にアプローチする際に大切なのは、本を読んではいけないことだ。読むために読まないとはこはいかに、となるかもしれないが私の知ったことではない。あなたがその文章を知らないとなると、書かれているそれは文字以前に記号でしかないので読もうにも…

箸休めの縁日

それは祭りが行われる日をさす言葉であるが、祭りそのものをさすこともある。それが行われる場所はその日になると、道路や神社の境内のわきに露店が立ち並ぶ。露店とは限定的に開かれる店のことで、人が四五人入れる程度の簡素なテントの中に什器や器具が収…

なげやりの量子力学 (終)

シュレーディンガーは行列力学と波動力学(波のやつ)が数学的に同じであると証明した。そしてそこから、双方の理論の融合を試みた。他の人も頑張って変換理論をつくった。成功した。もう、行列と波動は自由に行き来できる。やったー。文章がなげやりなのは…

排他律とインコのピーちゃん

通勤ルート沿いの家の軒先にピーちゃんがいる。ピーちゃんは二羽のインコのことであり、私が勝手に名付けた。二羽ならばピーちゃんズであろうが、私は彼らを識別できないので、複数形であってもSはつかない。晴れている日はいつでもそこにピーちゃんはおり、…

物質波としての私たちはリズム天国を踊る

わけのわからないことを調べるのが好きだ。意味不明の単語の羅列でしかなかった本が、あるとき急に意味を帯びる。その瞬間が好きだ。何度もこんなことをやっていると、何が重要で何が重要でないかがすぐに分かるようになる。この話はやめよう。今日は物質波…

捨てたけどやっばり欲しいな粒子性

定常状態と遷移というキーワードをかかげ前進を続けた前期量子論であったが、その背景にあるのはいまだに古典論であった。そこには位置と運動量があり、運動方程式を立てればいつどこにどのような動きでそれが存在しているのかが掴める。そういう奴だった。…

スピンと排他律、それと第一子誕生

先日子供が生まれた。何もないところからどのようにして彼がやってきたのか、甚だ疑問である。すわっていない首を支えながら抱く。彼は寝ている。私は起きている。

はいさい短歌

短歌の目第6回8月のお題と投稿、怪談短歌です - はてな題詠「短歌の目」1.ジャワ 残り香をさらう不可避の単騎待ちジャワ行く象さんにん声パオン2.くきやか くきやかなサラダジャギジャギ俺の名を言ってあたたた腹痛痛い3.蝉 抜け殻となった蝉らのともがらを…