
諸君らが愛してくれた秋は死んだ。なぜだ。暑いばかりの夏はとうに過ぎ去り、凍えるだけの季節になってしまった。少しだけ朝起きるのが苦手になって、私はコードや文書を書けないことに悲しくなった。そのようなものだ。
もう12月となったのでアドベントカレンダーを書いていかないといけない風潮である。今年もエンジニアと人生アドベントカレンダーに参加した。エンジニアとしての日常を生きる。
エンジニアと人生 Advent Calendar 2025 - Adventar
エンジニアとは何か
コミュニティの人たちの属性はITエンジニアが多い。私はITではなく、メカニカルな機械系のエンジニアだが、「エンジニアになりたいな」などと思っていた。しかし、そんな線引きはまったく幻想のまぼろしの虚であって、自分で適当に区分を設けただけだった。エンジニアを覗く時、エンジニアもまたこちらを覗いているのだ。まったく訳がわからない。
昔技術士の勉強をしていたとき、技術士の本分とは技術的な課題を解決することなんだよ、ということを知った。そうだった。みんなが困っていることを解決すればいい。その手段としてITを駆使したり、メカニカルなからくりをつくったりしているだけだった。やっぱり私もエンジニアだった。
自分の像がそれとなくわかってきた2025年であり、ある程度決心というか諦めがついたのも2025年。しかし、諦めたときに思わぬ方向からいいかんじの風がやってきて、それに持ち上げられつつあるのも2025年なのだ。詳細を書くのは難しいが、今年は自分のキャリアの方面でいろいろと変化があった。
理念の設定
私のキャリアや課題についてChatGPTと壁打ちを続けていた。彼はあたりさわりのないことを言ってくる。私が望む答えしか言ってこない気がしてきたので、「忖度するな、お世辞を言うな、真実を言え」というプロンプトを設定した。まったく答えが変わった。ClaudeCodeも開発方針や指針によっていかようにでもコードが変わる。これは私自身のなかにもブレない理念を持つ必要があるなと思った。
理念
つくる。より良くつくる。
詳細
- 考える。言葉によって考える。
- 動く。行動は機会を導く。
- 休む。余白は自身を補完する。
- 伝える。他者の視点に立つ。
- 良さ。良さはすべてを越える。
このようにした。理念があって初めてその後の実装が出来上がるのだろう。
理念に基づいた行動
理念を設定することで見えてくるものがある。私は他者にそこまで興味がないが、イベントは積極的に参加しようと考えていたり、登壇駆動・締切駆動をこよなく愛する人物であった。変なの。そういったわけで、技術書典19にオンライン参加して書籍を売ってみた。オンライン販売なので原価はゼロだ。
AIと共に強くなる—はじめてのClaude Code体験記—:kyokucho1989
そして何冊か売れたのでわたしは「嬉しいな」と思った。味を占めたので今後は毎回参加することにした。
結局はつくるのが好きな人間だった。つくることで未来を実装してしまえ。そんな雰囲気もある。
今後の私を妨げるもの、制約と誓約
今年もかなりの動きがあったが、来年もひどそうだ。しかしこれが毎回うまくいくわけではなく、障害は多い。一番は子供か。彼の性質上、加齢によって落ち着くとかそんなレベルではない。「もう育児のフェーズは終わって、(子供の)介護になったね」と妻と話している。朝の2時に起きてくる子とやりあったり、6年目のトイレトレーニングをしたりして日々を生きている。
しかし彼がいたからこそ、より集中して物事に取り組めるようになったのも事実だ。頭の中で実装したり文章を整えたり分解して、空いた時間で一気に形に仕上げる。制約と誓約である。
「逃げるな、生きる方が戦いだ」とカガリは言ったが、エンジニアとして現実と向き合わなくてはいけない。常に健康で、どこにも敵はおらず、時間と金はいくらでも使える!そんなことはない。予算納期品質社内外家族友人それらを天秤にかけながら、どれを選んでも正答となる4つの選択肢を持ち、一つを選ぶ!そんな感じで生きていく。これが現実。
やっていこう。