マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

軽みのある書評というかメモを目指す/最軽量のマネジメント


 今年から書評という枠組みはとらないことにした。自分の中で他にも優先すべきことが増えたからだ。今までは書評の内容を二、三日かけて考えていたが、それはちょっともったいない。文章としてもっと軽みをもって記事を書いていきたい。

 「最軽量のマネジメント」を読んだ。サイボウズの人が書いた本で、これからの世の中のマネジメントについてなんか書いていた。最軽量とはマネージャーひとりに負担をかけず、軽快に動き回れるという意味合い。今までの承認印祭り、会議祭り、スケジュール調整祭りとは離れよう!という感じだった。

 本書の最軽量のマネジメントの極意は、「情報の徹底公開」ただひとつだそうだ。進捗管理、予算管理、会議の内容、サイボウズではできるかぎりオープンにするらしい。情報を偏りをなくすことで、意思決定を軽やかにするのだ。

 マネージャーだけが抱え込みすぎているのなら、チームでそれを分散する。マネージャーの勇気と覚悟を、チーム全体で受け入れてあげてほしいと思います。
山田 理「最軽量のマネジメント」
p192


 なんとなく、わかる気がする。うちの会社もサイボウズOfficeを使っているが、非常に便利だ。いろんなプロジェクトの中身を知ることができるし、物事の経緯もわかりやすい。これはほかのグループウェアを使っても同じかもしれないが、ネットがなかったころは社内の情報をどのように共有していたのだろうか。回覧板のようなものがあったのか。もしかしたら、情報を共有ということもやっていなかったのかもしれない。

 終わりの方でこれからの会社のありかたについて論じていた。これからはもう会社という枠組みがなくなっていくかもしれない、と。情報はどんどんフラットになって、情報のかたよりによって生まれていた権威というものがなくなる。そうすると会社という集合体はなくなって、新しいチームができるのだ!と。

 ちょっと不安だが、わりとワクワクしてきた。自分にできることはなにかあるだろうか。どこへ行っても食っていけるようなスキルを身につけよう。

 おわり。

Photo by Zach Lezniewicz on Unsplash

最軽量のマネジメント(サイボウズ式ブックス)

最軽量のマネジメント(サイボウズ式ブックス)

  • 作者:山田理
  • 出版社/メーカー: ライツ社
  • 発売日: 2019/11/07
  • メディア: 単行本