マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

ModbusTCPとマスクの化石/「 銃・病原菌・鉄(上)」

 結局、通信はうまくいった。塞がっていたポートをうまくよけた。PLCとIoTデバイスにおいて、互いのIPアドレスを知り、ポートを知り、プロコトルを理解させるのはそこまで難しくなかった。ただ、わたしの知識が足りなかっただけだった。それでもなんとかなった。クラウド側のプログラムもうまいこといったので、来週からうまく運用できそうだ。

 それはどうでもいいとして本を読んだ。「銃・病原菌・鉄」というやつ。ひどく昔に流行った気がする。最近活字を読んでなかった気がして、学生のころの記憶を探ったらこいつが出てきた。

 人類はなぜ地域間で差異が生まれたのか、を説明していた。結局は大陸の形が原因だった。ユーラシアは東西に広く、アメリカは南北に長かった。

 同じ緯度にある場所は、農作物の生育環境がある程度定まっていた、短期間で効率的な食料供給が可能となった。だからユーラシアはいい感じだった。けれどアメリカはいろんな環境になるから、その土地に合う作物が伝播するのが遅くなった。

 家畜の種類を増やせなかったのも痛い。家畜は労働力の足しになるだけでなく、病原菌の媒介となった。日常的に動物と接していると、飼い主は病原菌の抗体をもてた。だからヨーロッパの人々はインディアンに勝った。インディアンはこわい病気の抗体を持っていなかった。その名は。忘れた。

 ざーっと読んでわかる気になった。それで良かった。これらの要約はどこかに転がっているわけで、私が理解する必要はない。それにつけてもコロナは怖い。人類の進化とか繁栄にあたって、このコロナはそうとう大きい分岐点になりそう。

 ITの力で全世界はワールドワイドに展開された。もうどこでもフラットデザインである。しかし、コロナはそうならない。なぜか流行る国と流行らない国がある。ワクチンをもっているところ・マスクをしたところが強い。今後はそうなる。

 つぎに来るのは大地震かと思っていたらコロナだった。全人類はマスクの化石を生み出す。そうして一億年ほど経った先に、私たちの子孫はなにをかんがえるのだろうか。

「この時代の人々の記録はデジタル信号におきかえられており、復元は非常に難しい。われわれのようなDNA記録媒体は持ち合わせていないためだ」

知らない。

Photo by Caseen Kyle Registos on Unsplash