2014-08-01から1ヶ月間の記事一覧
あいさつ 神父プログラムをつくりたい。
僕はATMだ。ちがう、僕はATMが苦手だ。一回の利用時間が長いため、後ろの列のプレッシャーに絶えきれないからだ。僕の場合、給料が振り込まれる銀行口座と、家賃を振り込み先の銀行が異なるので毎回煩雑な作業をしないといけない。給料口座から現金を引き出…
所属とレイヤー、弱さとピンボール 君はどこに所属しているのか。レイヤーはどれなのか。細いのか太いのか、色は何色で印刷は可能なのか不可能なのか。それだけが問題であった。ただ広いオフィスで、黙々と画層管理をしていた。CADは学部生のころにやってい…
先日、Ogaki Mini Maker Faire の帰りに、名古屋駅に寄った。新幹線の乗り継ぎのためであったが、ふと小倉トーストが食べたくなった。小倉トーストとは間にあんこが挟んであるトーストのことだ。甘いものが好きな僕は、いつかは食べてみたいなあと思っていた…
この世の真理が一足とびにやってくる。そんな快感を欲することがままある。高校生のころに書いた黒歴史小説ノートには、「あらゆる知識がわかってしまう学生が世界を救う話」が載っている。そんな力があれば、テストは常に満点だし、友人関係も全て掌握する…
小説とは文脈だ。そして、小説を読むことは文脈を拾い集める旅のようなものだ。生まれていくばくかの物語を頭にインプットし、そこで話されている会話やなされている展開を、僕は採取し続けて来た。標本のように枠にきちんと収まる代物ではない。それは地層…
行ってきました! 先週の土曜日に大垣で行われた「Ogaki Mini Maker Faire」に参加した。これは電子工作や機械やイルミネーションなどメイカーが作ったものが沢山展示されているお祭りだ。往復に時間もお金もかかったがその価値は十分あった。めちゃくちゃ楽…
あいさつ 楽しかったなあ。
ただの飲み会。 難しく考える必要はない。『饗宴』はソクラテスをはじめとする知識人たちが、飲み会の席で終始エロスを讃美する話だ。古代ギリシャ人にとって、飲み会はただ栄養を摂取する宴ではなく、議論の場でもあった。現代ではネットを使って、自分の考…
めぐりゆく世の中のスピードに追いつけず、翻弄されっぱなしである。舞空術をはじめて目にしたクリリンのように、それはもう驚きの連続である。そこには定理や公式が存在しない。あるのは経験則だけで、「絶対こうなる」というよりも「今までこうだったから…
今日も一日が終わった。帰り道にはわだかまりを残した空気が充填されていた。じっとりしていてなんだか気持ちが悪かった。国境の南と太陽の西は、ともに途方もなく遠くのことを指している。しかし、実在するのは国境の南だけだ。太陽の西というものは、ある…
旋盤を回して始めて気づくのと同じ感覚で、僕の中で芯が不格好にずれていることが分かった。自転車のサドルをどんな角度にしても気持ちがよくないように、日々の生活にもやがかかり始めた。これはいけない。なんとかして自分を取り戻さないと。 僕は足掻く。…
時間がところてんのように押しながされていく。にゅるりとおじいさんになっていたいが、現実は厳しい。今日も明日もあさっても、毎日生きなくてはいけないのだ。あらゆるストレスを詰め込んだ電車に乗って、僕はきょうも出社する。中吊り広告はよくある週刊…
人生は戦いである。いったいだれがどう定義したのか分からないが、そう決まっている。戦いをテーマにした小説も数多く存在する。えいやほいや皆で争い、読者である僕らは血が沸き立つ興奮に襲われる。何を言ってるんだ。 『老人と海』を読んだ。ようするに老…
あいさつ 明日から頑張ろう。
『罪と罰』を読み終えた。ただ読み終えただけだ。登った山があまりにも大きすぎて、どこから眺めてもフレームの中に入らない。そんな印象を持った。本を読んでここまで疲れたのは久しぶりで、読後の感動や衝撃などの感情が湧き出る余地もない。文字を必死に…
本を読む。 休みに入ってからも読書のペースは変わらない。先週末は『Markerムーブメント宣言』を読み、今週は『罪と罰』を読んでいる。長編小説は長い休みを利用して一気読みしたいところだが、下巻がまだだいぶ残っている。読破できるのか。
毎日が驚きと興奮に満ちあふれた、スリリングな冒険映画であってほしい。そう願う一方で、ゆっくり木陰で休んでいたいという気持ちもある。想いは想いのままで、こちらの世界にはなにひとつ干渉してこない。僕が何を考えようと、世界は回りまた明日が来る。…
長編小説。 病院か牢屋にぶちこまれたら、長編小説を読もうと決めている。決断したのがいつなのか、覚えていないがそんな雰囲気は確かに心の内に秘めていた。ホリエモンも長い拘留期間中に多くの本を読んだようだ。いいなあ。 今のところ体を痛めてないし、…
言葉の旅。 マエケナス。突然にマエケナスという単語が頭をかすめた。意味を思い出せないまま、「その反対はウシロホメルかな、いやアトホメルのほうが語感が良い」などとくだらないことばかり考えている。アトホメルは褒めてほしい。なんとしても褒めてほし…
衝撃。 Makerムーブメント宣言 ―草の根からイノベーションを生む9つのルール (Make: Japan Books) 私たちは、人類史上最大の創造性と知識の創造とイノベーションの爆心地に立っている。 僕は今、とんでもなく素晴らしい時代に立ち会っている。物を作るための…
あいさつ 休みボケにならないか心配だ。
長期休暇明けが怖い。 今日から連休に入る。学生のころよりは短いが、最近は時間に対する感覚が鋭くなったので大切に使っていけるはずだ。しかし、台風の影響で家の周囲は猛烈な雨に襲われており、今日は外出することができない。ゆっくりしていよう。コーヒ…
にのうでが悲鳴をあげたので、彼は第三のうでをだしてきた。遺伝し組み替えでない素材でできていて、ダイヤモンドよりも堅いらしい。らしいというのは僕がダイヤモンドを知らないからで、人に聞いたら笑われた。そんなものも知らないのって。いや、誤解しな…
エビフライばかり食べる。 しっぽ以外を残すとさらに完璧。 腹筋ばかりする。 背筋は死んでもやらない。 大切なものばかりなくす。 そんな世の中。やってられないよ。 どうでもいいことばかり熱くなる。 君は割り箸をきれいに割るために生きてるわけじゃない…
限りない夜という言葉が通用するのは物語の中だけで、現実はそうはいかない。どこかに終わりはあるし、始まりもある。暗がりにぽっかり浮かんだフィールドで素振りをするのがお気に入りの猫は、果たしてどうだろう。
まとまりのない一日を過ごした。気分は落ち着かず、気圧も低かった。空は大変に低く、いまにも僕の元へ襲ってきそうな恐怖があった。それは二の腕あたりに伝染し、自分のゴールを見通しきれない不安へと繋がった。 コンバートされたポジションの守護神がいて…
意味のない洒落た文脈こそ、村上春樹小説の魅力だ。蛇足の引き出しに手を伸ばすように、僕は文庫本を開く。そこには無意味なフレーズがところせましと並べられている。それらはかわいくもあるし、憎たらしくもある。森永のブラックチョコレートとコーヒーを…
あいさつ つくろう。
非常に読み応えのある本。 キェルケゴールの『死に至る病』を読んだ。以前、『自殺について』の書評記事を書いた際に、id:netcraftさんからリクエストされてた本だ。非常に読み応えのある本だった。全体の文章のうち、理解できた箇所は10%程度かそこら。何度…