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マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

間違えているかもしれないものの正しさは、そのもの自身によっては保証できない

Lake Bled, by Ales Krivec | Unsplash 考えを書き留める必要がある。それらを私のなかにとどめておくと、消化不良を起こしてしまいあまり体によろしくない。ちぐはぐな悩みや意味のない妄想などを現実世界に天日干ししておかなければならない。このごろは仕…

あるなし二語文の可解性/「不完全性定理」

Photo by Stacy Wyss | Unsplash 息子が二語文を話すようになった。「〜ない!」とか「〜あった!」とずっと喋っている。ずっと喋っている。いったい誰に似たのかしらんと思ったが、そういえば私も幼い頃はお喋りやさんだったらしい。自分でも少しだけ覚えて…

残された有限な心拍数と超無限のパラドックス/不完全性定理

https://unsplash.com/?photo=RmZIUIF2S2Q 抗うとか、耐え忍ぶとか、仕事をそういう風にしか表現できないことが悲しい。数年前の私は仕事をどういう風に捉えていたのだろう。機械と戯れる楽しい時間としか考えていなかったのだろうか。たぶん当時は、それほ…

短い文章のやりとりは不完全性定理。

How many Layers?, by reelika raspel | Unsplash どこかで文章の区切りをつけなければならない。それは明日かもしれないし、昨日だったかもしれない。しかし、わたしは今日書いた。この事実だけは受け止められた。このごろは日々の出来事に追われるばかりで…

ツァラトゥストラの言う「超人」はきっとAIのことで、シンギュラリティの日はわりと近い。

昨年の暮れに川添(id:kkzy9)さんから「ツァラトゥストラはこう言った」という本を頂いた。送られてきた本には「どう言った?」というメッセージが添えられていて、私はすこしだけ、わりとすこしだけ困った。それから「存在と時間」の読書になんとか目処をつ…

2017年は遊びまくる年にする

昨年は「与えまくる年」にしたいと思い、いろんな人にいろんなものを送った。わりと楽しかった。今年は「遊びまくる年」にしたい。自分が楽しい!と体感できることを多めに摂取し、日々の細々としたストレスを葬るのだ。(本当はそれらの作業を楽しくできれ…

2016年のマトリョーシカ的な総括。

今日の昼にはこのmacbookを修理に出すので、さっさと今年のまとめの記事を書いてしまいたい。(記事公開は30日にセットしておこうかな。)今年もいろいろあった気がするが、あまり覚えていない。去年も同じことを言った。総じて私は忘れたがりな生き物らしい…

増大する分からなさへの対処はない/存在と時間 (終)

神は言われた、「年の瀬に年末あれ。そこそこ忙しくなれ」。そのようになった。息子にはサンタからクリスマスプレゼントが届いていた。プラレールのベーシックセットとアンパンマンの人形だった。割と嬉しそうだった。私がプラレールのレールを丸くつなげて…

風邪による有給消化と簡単な書評/「小商いのはじめかた」

世界が狭まったり、奥深くなっている十二月である。気づかないうちに風邪をひき、体の調子はおもわしくない。ちかごろ文章を書いていないのもその風邪のせいにできれば良いなと思う。本当のところはどうなのかわからない。いつだったか、自分の過去の選択に…

業務時間はおのれの開示態を存在する/「存在と時間」

人間は内に「照明」を含んでいるというのも、おのずからに世界=内=存在として明けられている——すなわち、なにかの存在者によってではなく、みずからその明るみ(Lichtung)を存在するというありさまで——ということなのである。 ちくま学芸文庫「存在と時間(…

共同存在とコーヒー豆増量セール/存在と時間

Photo by Thomas Griesbeck | Unsplash 新聞を日経から地方紙に切り替えた。本来の目的は固定支出を削減することであったが、どうやら地方紙の方がチラシがたくさん入るらしい。近くのスーパーの特売情報がわかるようになった。妻も少し嬉しそうだ。新聞屋も…

zenfone goの液晶が割れたのでHuawei Y6を買った話とDeep puple 「Highway Star」

ふと気がつくと、私のスマホが壊れていた。液晶画面が無残な形に割れていたのだ。電源を入れるとそれらしい反応は返してくれるが、液晶は画期的な色になりまったく内容がわからない。どうしよう。とりあえず通話ができないのは困る。修理ができないか調べて…

帰ってきた世界性と非世界化/存在と時間

いったい私はどこにいるのだろう。ここにいるのか。文章を書くという行為がすさまじく難しいことになってしまっていて、キーボードで文字をひとつ打ち込む際に体がきしむように感じる。さいきんはいろいろあって、いろいろなかったので、存在と時間の存在な…

スーパー短歌三世

Photo by Adam Porter | Unsplash 1. 渋 砂漠のプリンは渋滞の先頭にたつカラメル焦がすドレミファ2. 容 冷蔵庫の開け閉めで宇宙へ飛ぶエンジンは魚型の容器に3. テスト 私のテストは空欄が多く未だに答え合わせしてない4. 新米 新米チャーハン無限に増える…

「(分身の術を使う大家族らによる)秋の大運動会」をプレイした。

insurance-sugoroku.hateblo.jp 目さんが「(分身の術を使う大家族らによる)秋の大運動会」というカードをゲームをつくっていた。面白そうだったので、プロトタイプを購入した。さきほど届いたので秋の夜長に一人でプレイした。ゲーム内容は大家族が分身の…

ジェリアがあったりなかったり/存在と時間

今回のようにタイトルを先に思いついて書き出すのは非常にまれである。ジェリアとは何者なのか、ということを高校時代——もう十年も前である……!——に考えていた。考えていたというよりもノートの隅にメモをしていた程度だ。それをさきほど思い出した。全ては…

くだらないものが売れた話/「物を作って生きるには」

堅苦しい存在の話は後回しにして、今日は読んだ本の紹介でもしよう。『物を作って生きるには』は、世界中のつくってわくわく!さんにインタビューした記事をまとめた本であり、とにかく表紙のデコボコ感は触り心地がいい。私は常々、「好きなものつくって生…

立ち尽くす問い/存在と時間

一つの文字を打たねばならない。こうして、文字を「打つ」と表記すると後から修正することができないような印象を持ってしまう。そんなことは全くない。けれども、修正できないのだから、と自身の書き出しの不出来さを弁護することは可能である。良い時にだ…

脳が震える短歌

Karl Fredricksontankanome.hateblo.jp お久しぶりに短歌……デス! 1. 星 ぬけぬけとぬくぬくの違いは星の温度さレンジを開けた私2. 吹 朝から霧吹きかけたような寒さが自転車にあたっては消える3. はちみつ(蜂蜜、ハチミツも可) すーぱーきれいな街並みの…

3Dプリンターでコーヒーフィルター用のホルダーを作った。

Matthew Wiebe | Unsplash 夏の思い出として3Dプリンターでなにか作ってみることにした。題材はコーヒーフィルター用のホルダー。似たような市販品はある。カリタ 木製ロシラック 小(101・102用) #44063出版社/メーカー: Kalita (カリタ)メディア: ホーム&キ…

何かにつけ仮説

Sweden (by Anders Jildén) 自分が自分であることに飽きてきた。他の人はそんなことないのだろうか。生活の中でいろんな人と出会ったり別れたりするが、自分だけはどうあがいても振り切ることができない。それだからときどき、洗面台で顔をあらってふと鏡に…

純粋理性批判の解説本を電子書籍で出版しました。

どうぞ。純粋理性批判を適当に解説した本作者: 局長発売日: 2016/07/27メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る

セブンイレブンとしての仮説

Marco Oliveira puerto varas, chile, 2014 果たしてどこがスタート地点だったのか。今さっき、一瞬だけ自分の人生を振り返った。とくになにもなかった。何かはあったかもしれないが、よく覚えていない。以前なら日記をしこたま残していて、それに沿って記憶…

靄を抱く/科学と仮説

alien observer-Marco Oliveira どこかでこのもやのような感情をはきだしておかねばなるまいな。ただ、そいつは文章にしていると苦しいほどに単純でなんだかみすぼらしくなってしまうので、明確にはあらわせない。そういえば、きのうみた空はじっとりとして…

意味のある日常

あらゆる結論は前提を仮定している。この前提自身はそれだけで自明であって証明を要しないか、あるいは別の命題に頼るよりほかに確定し得ないかである。しかもこうして無限にさかのぼることはできないのであるから、あらゆる演繹的科学、とくに幾何学は証明…

27才になりました。なんかください。

どういうわけか、27才になってしまった。果たして私は大人になったのか。全くわからない、と以前は続けていたが今は比較対象がいるため、何となく大人の階段を上っていることは認識できる。この一年で何があったのか振り返る。

ブンバボン体操と純粋理性批判(下)

「ブンバボンボンボ・ブンバボン!ブンバボンボンボンボ・ブンバボン!」リズムにのって私は舞う。息子は言葉の意味がわからないが、楽しそうな雰囲気は伝わるのだろう、ニコニコしている。(何だろう?ブンバボンって。まぁいいや、楽しい!わーい。)私も…

ペーパードライバー、中古車を買う。

1 いいかげん車を買わなくてはいけない。子どもが生まれて数ヶ月経ち、移動手段を持っていないことにだんだんと不便さを感じるようになった。雨の日に家族揃って出かけるのが難しいし、外出先では授乳スペースを探すのに時間がかかった。息子が成長すれば学…

大正義定時退社

定時にタイムカードを押し、一目散に退社した。勝った!第三部完! このところ残業続きで心身ともに疲れていた。原因は私の計画性のなさにある。その日すべきだった仕事の塊を「まぁなんとかなるだろう」と明日明後日と伸ばしていたらこのざまである。これが…

余白と良さとフェルマーの最終定理

なにかの拍子で余白を意識するようになった。いかなる立ち振る舞いにもそれ相応の自由度が必要であり、それにはスペースを設けておく必要があるのだった。さいきん文章を書けていないことを逃げていった二月のせいにしたいけれど、どうもそれは違うようだ。…

粒子と波、二足のわらじ

私が仕事にあたる方針として、「自分の楽しさにもとづいて働く」というものがある。ほかの人がどうだというのは関係ない。自分が一番楽しいと感じられるように仕事を進める。「それは極論だ」「他人からの評価も大事」「Win-Winでいこう」言われそうだが、ま…

秘密がなければ秘密は持てない/「暗号解読(下)」

先週の木曜から右手の人差し指が痛い。激痛と言うほどではなく、じんわりやんわりと痛い。週末を経てだんだんと腫れが大きくなってきた。こわいかにと、整形外科にいった。大変盛況しており、女性の事務員が十人くらいいて、そこそこ忙しそうにしていた。十…

通勤フラッシュ暗算入門

文章を書こうとしたら体のギアが固まっているような感覚に陥った。潤滑油が足りない自転車のように、ギギギという音が聞こえてきそうだ。それほど久しぶりにこの白いエディタに向き合っているのか。少し驚いた。全ては仕事のせいだ。勤務時間は変わらないの…

社会を変えるのは批評ではなく、圧倒的なテクノロジーである。

aniram-czech.hatenablog.comLive History - Quishin - TwitCasting 早く起きたもののまだ眠い、と言いたげな息子をあやしながら、チェコ好き(id:aniram-czech)さんとくいしんさんのツイキャスを聞いた。Bluetoothのイヤホンを利用して聞いた。だっこしなが…

暗号解読は世界を救う/暗号解読(上)

秘密は隠しておきたいが誰かと共有したい。そんな両極端な感情が秘密文書を生んだ。はじめは文章そのものを見えなくする「ステガノグラフィー」が用いられた。言葉の由来は、ギリシャ語で「被う」を意味するステガノスと「書く」を意味するグラペインにもと…

特性関数形ゲームにおける出張と日本酒

私は新幹線の窓側の席に座った。目の前にはコンビニで買ったコーヒーとおにぎりが並んでいた。ターリーズコーヒーのブラックと、鮭ツナ梅干しのおにぎりだ。車両は音もなく加速し、見慣れた街は消えた。私は「ゲーム理論入門」を開いた。上司は隣で寝ている。

ツェペリさんも喜ぶゲーム理論

一週間ほど何も考えることがなかった。仕事が忙しいわけではないが、頭がよく動かなかった。ブログを書いていない間は潜水しているような感覚があり、自分の内側で言語化できないもやを抱いている。かといって何かを書くことで思考はまったく明確にならない…

英語は手段でしかない/「英会話エクスプレス」

しばらく前になるが、アイディアミックスの遠藤様より英会話教材を頂いた。この方からは以前にも「英会話イメージリンク法」という本を頂いており、そのときに少しばかり感想を書いた。あれから私は全く英語を勉強しておらず、恥ずかしい気分になった。【書…

ノーチラス号で学ぶ!電池のいろは/「海底二万里」

一八六六年、アロナックス教授はたび重なる海難事故の真相を探るうちに、ネモ船長率いる潜水艦「ノーチラス号」と対峙する。最新技術が搭載された潜水艦に乗り、世界中の深海を旅する冒険が始まる。ジュール・ヴェルヌの代表作のひとつ。 作中でヴェルヌはサ…

2016年は与えまくる年にする

私は今まで多くのものを受け取ってきた。それは本に書かれている知識であったり、ネット上に点在している有益な情報であったり、上司からのアドバイスであった。学生のころは友達からノートを貸してもらったり、先輩にご飯をおごってらもらったり、親から経…

通勤接合学入門2

以前の記事では目に見える大きさの接合を扱った。今回はより小さな接合の話をする。それは大きく分けて二つあり、分子レベルのものと、電子レベルのものがある。前者は分子間力を用いたものと溶接、後者は共有結合などの化学結合と静電気、そして磁力による…

閉塞感にあらがうスーパーヨーゼフ・K/「審判」

日常に差し込むように審判を読み、そうして読み終わった。二度目である。どうあがいてもヨーゼフ・Kのもっさり感を取り除くことはできなかったが、それもきっとあの文章のよいところなのだろう。作中で、ヨーゼフ・Kは二度ほど暖かいこもった空気にやられそ…

記憶があるうちに2015年に読んだ本について書く。

全く短くない一年だった。いろいろと出来事があって、いろいろと考えた。しかし、それは記憶にほとんど残っておらず「なんだか疲れたなぁ」という印象しかない。こういう時は自分が読んだ本から汲み取ってやるのが良い。というわけで今年読んだ本をおさらい…

神とAIの遍在性/WIRED Vol.20の感想

雑誌「WIRED Vol.20」を読んでいる。現在進行形であるのは、この冊子があまりにも分厚いため一息で読み切れないためだ。付録はなく全260ページで、文字ばかり並んでいる。今回は「特別保存版」のためいつもよりボリュームが多い。価格は1200円。ハードカバー…

年の瀬短歌

1. ファー 区切られたファーを夜通し着回してぬるい風もはや一瞬です

くだらないものの作り方(Arduino Advent Calender 2015)

この記事はArduino Advent Calender2015の9日目の記事です。 Arduinoを購入して数年が経つ。このブログとは別ブログ(つくったブログ)の方でいろいろやっているけど、技術的なレベルはまったく進歩しない。「もうどうにでもなれ!」と、くだらないものをつ…

通勤接合学入門

週に一度物を書くのが億劫になったので、これからは毎日書くことにした。しかし、公開するのはやはり週に一度で記事はひとつだから何も変わらない気もする。Aの断片としてノートの隅を埋めるイメージだ。 仕事上、物体のつながりに目がいくことが増えた。こ…

カフカ「審判」にみられる日常の無慈悲なかんじ

十一月の隙間を埋めるようにカフカの「審判」を読んだ。一人の男がある日突然逮捕され、罪の内容がわらからないまま一年後に処刑される。それだけの内容だった。私はきっとこの小説になにも求めてはいけないので、あまり詮索するのはやめようと思う。という…

手挽きコーヒーミルの姿

私の場合、書かないことは考えないことに直結するため、何かしらの文章を残しておかないと脳が壊死してしまう。壊死とは言い過ぎたが、賞味期限切れの納豆程度になるということだ。実はこの書き出しも五分くらいじっとしていないと頭に浮かんでこなかった。…

どっこいしょ祭りとWIRED Vol.19の感想

ふいに「どっこいしょ祭り」という言葉が頭から降りてきた。きっと、けんか神輿の対極をなす平和的な祭りなのだろう。私はどっこいしょ祭りについて深く言及したくないので、この話はとりやめにしよう。WIREDのことを書こう。先週WIREDの十一月号を買ってき…