マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

SSHとフィヨルドブートキャンプでの日々

 会社のPCが新しくなり、前のそれから少しずつデータを移していた。デスクトップからノートになったが、スペックはそこまで変わっていない。CADも問題なく使えるようだった。大きなモニタはそのままいけるらしいので、ついにわたしもデュアルモニタになった。平和な日だ。


 フィヨルドブートキャンプへ入会してから一週間くらい経つが、こちらもカリキュラムをとぼとぼ進めていっている。SSHを学習した。ここらへんで文章にしておかないと、言葉の意味ごとどこかへいってしまいそうだ。

 SSHはセキュアシェル(SecureShell)の略であり、通信機器を安全に遠隔操作できる手段である。

 おもに、遠隔通信する手段としてtelnetがある。しかしこれは通信内容を平文で送っているため、不安全である。一方SSHでは共通鍵や公開鍵方式を用いて通信をやっている。暗号通信については、いつだったかブログに書いた。
matoyomi.hatenablog.com
matoyomi.hatenablog.com

 共通鍵は普通のパスワードである。以前Eテレのピタゴラスイッチで「ピタゴラ暗号棒」というのをやっていた。意味不明な文字列が紙に書かれていてよくわからない、が、棒にぐるぐるまいていき縦読みするとわかるようになる。という寸法だ。つまりは特定の文字だけシフトすれば読めるよ、という暗号。これはカエサルのころからあったシーザー暗号である。ピタゴラ暗号棒は「何文字飛ばせばいいか」が鍵である。それが分かれば読める。じゃあその鍵はどうやって安全に渡すのか。ヒソヒソ話?ウケる。

 鍵の輸送問題を解決したのが公開鍵方式である。これは公開鍵と秘密鍵という二種類の鍵をつかう。BobからAliceへ秘密のメッセージを送りたいとする。Aliceは全世界に南京錠を公開している。Bobはそのメッセージを書いた後、その南京錠を
かけてAliceへ送る。Aliceはその南京錠に対応した鍵を持っていて、開錠することができる。

 南京錠が公開鍵で、それに適合する鍵が秘密鍵だ。コンピュータの暗号方式で考えると、巨大なふたつの素数が秘密鍵で、その積が公開鍵という形があげられる。これはRSA暗号と呼ばれる。

 暗号の話になってしまった。SSHはそのようにして通信していく。


 フィヨルドブートキャンプ。次はGitをやっていく。

Unsplash Marek Piwnicki