マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

万年筆というアリエッティ

 素晴らしい道具ほど、その姿を見ることができない。買ってよかったと思えるものは、実はそれまでの価値しかなく、真に優れたそれは私の気づかないところで生活を回している。借り暮らしのアリエッティのように。しかし、彼女がおりなすキテレツ具合のさじ加減と、ジョーマクモニーグルの新たな秘宝、ならびに全国民につげるワンダーワンダーが同等の位を与えられたとき、私はかろうじて月を見つけることが出来る。カスタムヘリテイジ91のように。

 「(万年筆の)帝国は終わっていなかった」

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「近いうちにやりたいこと」を壁にふせんでベタベタ貼ると、幸せになるよ。

 「やってみたい」と思ったことは、たいがい忘れる。観葉植物を育てることや、家庭菜園をやること。練りようかんをつくりたいし、流しそうめんを流したい。「だったら書けばいいだろ」と言われそうだが、そのツールがない。一年単位の壮大なプロジェクトは手帳に書き、日々のTODOはロディアに適当に書き留めている。しかし、「近いうちにやろう」と思ったことはどこにも書けない。帯に短し、たすきに長し。最もエキサイティングな気分になれる、中期的wishリストには居場所がなかった。悲しいね。

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 しかし、この前ちょうどいいスペースを見つけた。デスク横の本棚の壁だ。コルクボードを下げてもいいが、物は増やしたくないので、大きめのふせんで代用することにした。調べると、ポストイットに白色があったのでこれをamazonでポチった。

ポストイット 654rp?w ホワイト

ポストイット 654rp?w ホワイト

 数日後、届いた梱包を開いて見てみると、思っていたよりも自然な色だった。僕は無印良品のブロックメモを愛用しているが、それと似たような色だった。紙質も申し分ない。


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 とりあえず、思いつくことを書き散らして貼ってみた。

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 はてなブログテーマを自作プロジェクトや、processing勉強プロジェクトは現在進行中だ。他には「あったらものすごく便利だけど、なくても生活できてしまう家具」を書いている。スペースの都合上、10枚程度しか貼れないが、そのくらいがちょうどいいのかもしれない。

 やりたいことが可視化できるのは楽しい。空いた時間ができたときに何をするか迷うことがない。これからも少しずつ中期的プロジェクトを進めよう。

空白ばかりのほぼ日手帳を埋めたい

 さいきん、ほぼ日手帳に何も書いていない。ここ一ヶ月ほどまともな書き込みがなされていない。行ったところ、食べたもの、読んだ本。たくさんのインプットをもらってきたはずなのに、僕の手帳は空白のままだ。「頑張らないと」と危機感があればまだいいが、「まぁいいか」とこの事態を放り投げている自分がいる。いったい誰に丸投げしているのか。

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机と椅子と本棚があればいい!三万円でつくる書斎。

書斎は安い。

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 一月末にここに越してから、書斎を持つようになった。書斎といっても六畳のリビンクの一区画に机と本棚を置いただけだ。しかし、自分の考えをしっかりと巡らせることができる場を持つ事はとても気分がいい。

 書斎と聞くと高級なオフィス用品が必要かと思われるが、実際はそうではない。それほどお金を掛けずとも書斎はつくれる。机と椅子と本棚。この三つさえあれば十分なのだ。今日は僕の書斎に使っている三種の神器を紹介する。

 まずは机。ニッセンでてごろなやつを見つけた。
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スリムパソコンデスク(FMC) 通販 【ニッセン】
スリムパソコンデスク(FMC)のハイタイプ90cm幅を買った。はじめは90cmと聞くと「狭いなあ」と感じていたが、macbookを置いても作業スペースを十分に確保出来る。プリンターは下に直置きしている。そんなに使わないし。

 本棚は無印良品のパルプボードボックスを買った。安いし頑丈だし拡張性が高い。
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スリムな本棚には無印のパルプボードボックスが最適。 - マトリョーシカ的日常

 あとから気づいたが、スリムタイプじゃないほうが他の無印用品の規格に合いやすい。ちょっと後悔。

 椅子は一番お金をかけた。オカムラのカロッツァ チェアー(CK93ZR-FS11)だ。定価で6万円前後するものを中古屋で1万5000円で購入した。
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書斎の椅子には中古のオフィス用チェアを買え。いろいろ渋るぞ。 - マトリョーシカ的日常

 書斎では机が最も目立つ。それゆえ、よい机を買おうとしている人も多いだろう。しかしちょっと待ってほしい。作業している間、一番肌に触れている時間が長いのは椅子だ。机に多少がたがあっても下敷きをしけばいいが、椅子の具合が悪いと全く集中できない。みなさん、良い椅子を買おう。ほんと。

 机が7000円、本棚が6000円。椅子が1万5000円。三万円あればおつりが来る。細々とした便利用品や、オシャレな小物は後回し。とりあえず、大きいものを先に買っておこう。

 ビバ!書斎ライフ!

あたらしい書斎

あたらしい書斎

刀としての万年筆、脇差しとしてのボールペン。

 日常的に万年筆を使うようになったが、会社にもっていくことは少し抵抗がある。あの新人、いっちょまえに万年筆なんか持ちよってと思われそうだし、なにしろ機械油でぎとぎとになりかねない。

 そんなわけで現場ではボールペンが活躍する。ジェットストリームの0.7mmを使って野帳に書き込んでいく。野帳はフィールドワーク向けのノートなので、ちょっとやそっとの油でへこたれる奴ではない。むしろ「ヒャッハー!汚物は消毒だー!」と言いそうなモヒカン野郎だ。

 使い勝手のよいジェットストリームだが、彼にも気になるところがある。ダサい。胸ポケットに入れるとダサいのだ。お尻のところに「JetStream」なんてはっきりと書いてあるものだから、あまり気品よく持ち歩けない。作業着でも私服でも。

 お尻に何も印字されていないスマートなボールペンが欲しい。万年筆は刀なら、ボールペンは脇差しだ。僕は現代に生きるサムライになりたい。

 なにをいってるんだ。