マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

昨日の雨のはなし

 私たちの目は多くても二つしかついていない。そのため、主観で語られる出来事というのはどうも散文的になりがちである。ニュースや新聞の記事の場合は、多数の人物や事象から情報を取得し、方向性の定まったレンズによってそれらを整理・編集する。非常にわかりやすい。何を書きたいかわからなくなってきた。

 昨日は雨の中、車に乗って会社を後にした。道路は平常よりもずっと混んでおり、私たちはありふれた会話をかわしながら時間を潰していた。途中で本線から脇道へそれたが、だいたい元のところへ戻った。あたりは暗くなった。時折、浸水している箇所を通行したが、なんとか通ることができた。スプラッシュマウンテンみたいだった。ふと、目線を横にずらすと、真っ黒な川が高い水位で流れているのが見て取れた。少しだけ心臓がはやく動いた。それからしばらく走ってやっと家の前に着いた。通常より二時間くらい長い道のりだった。お礼を言って車から降りた。

 今朝になっても、まだ出来事の全容が明らかになっていないようであった。とりあえず会社の人たちと連絡を取った。全員無事らしい。昨日私が車で通った道は、何箇所か川でえぐられて無くなったようだ。JRと国道、高速道路が軒並みやられており、復旧にはかなりの時間がかかりそうだ。私の家の近くは被害が少なく、電気ガス水道全部使える。ありがたい。

 どうなるのだろう。わからん。たぶん誰もわからないことなので、あまり気にかけるのはやめよう。なるようになるか。

【中国地方大雨 写真特集1】 | 中国新聞アルファ

計画さえ立てればモチベーションが低くてもなんとかなる

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Photo by James Gillespie on Unsplash

 昨日寝るときに「もし目が覚めて、目の前に100億円があったらどうしよう」と考えた。

「仕事をやめるには今はキリが悪いし、なにより会社のみんなとお別れしてしまうのはさびしい。ひとまず状況を見ながらじぶんのワクワク☆ものづくりプロジェクトを進めていこうかな。製作の様子をYoutubeにあげたり、成果物をブログにアップして、世界中の人に見てもらいたいなあ。あとmacbook air欲しい」

 そうか。100億円があってもなくても今の生活に変わりはないんだ!すごい。これはもう100億円を手にしていると仮定しても問題がなさそうだ。そうやって寝て起きたので私は億万長者です。

 昨夜、中川龍さん(id:noabooon)がツイキャスで楽しそうな話をしたので聞いていた。はてな界隈では大彗星ショッカーと呼んだ方がわかるかもしれない。彼は占いで生計を立てているのだが、その中身はスピリチュアルな感じは全くなく、占いというかカウンセリングに近い。彼のブログで他者を鑑定した記事がいくつもあるが、だいたいが占う前に問題が解決されていてウケる。

 ツイキャスの内容はモチベーションについてだった。モチベーションが下がったときにどう対処するか、また日頃からそれを高い状態でキープするにはどうすればいいかを彼なりの視点で語っていた。私は後者の話が印象に残った。計画を立てることが大事らしい。計画を立てて、ディティールまで描いてしまえば、あとはそれを実行するだけ。モチベーションはいらないのだとか。「そういうことか!」と納得してしまった。

 私は計画を立てるということが破滅的にできない。夏休みの宿題や、受験勉強を行うときも計画はほとんど立てなかった記憶がある。何度か試みた気がするが、細かいことが面倒だし、そんなことをしなくてもだいたいうまくいったので問題はなかった。不思議なのは私は集中力がないため、終盤に一気に問題を片付けるタイプでもなかったということだ。いったいどうやって過ごしていたんだろう。まぁいい。

 さいきん仕事の面でも計画を立てることの重要性に気づきつつあったので、「よっしゃ、がんばって計画を立てるぞ!」と意気込んだ。しかし、どんなツールを使えばいいのか。アナログに紙にかいていくのもいいけど、追加や変更がききづいらい。エクセルはもっと面倒臭そうだ。自由度がない。調べていくと、マンモスプロジェクトという管理ツールが良さげだと思った。

mmth.pro

 個人利用なら無料で使えるらしいので早速登録。「木魚叩きロボット製作委員会」を結成した。とりえあずタスクをいくつか書き下してみる。項目のひとつに「期限」というのがあって驚いた。そうか。細かいタスクにも期限があるのか!考えてみれば当たり前のことだが、私には新鮮だった。

 マンモスプロジェクトでは、登録したタスクをカンバン方式やガントチャートなどのビューにすぐに切り替えることが可能だ。非常にわかりやすい。

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 写真の表は「プロジェクトマップ」と呼ばれる代物らしく、それぞれのタスクの依存関係を表記することができる。「Bをやる前にAをやる必要がある」とかそんなことがすぐにわかる。へー。

 こうして便利なツールを手にしてしまったので、あとはもうやるしかない。自分で自分の首をしめている気がするが、まぁいいか。ざっくりとでも計画さえ立ててしまえば、突然な空き時間ができたときに、無為に時間を過ごすこともなくなりそうだ。やった。

 というわけで計画はだいじだね!という話でした。おわり。


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どんどんドーナツと一般相対性理論への諦め

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Photo by Marvin Meyer on Unsplash

 他のすべての座標系よりもとくに慣性系を選ぶということ、慣性の原理に基づいた実験によってこれほどしっかり樹立されたと思われるこの選択をやめてしまうということの妥当性を、何がわれわれに保証してくれるであろうか。

「相対論の意味」 p83


 ようやく文章が動き出した。なんども書いているかもしれないが、私の中で文章を書くという行為は考えることと同義である。逆を返せば書いていないとは考えていないことでもある。脳みそが働いていないのだ。実際にそうかもしれない。

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第二子誕生とマッハ新書、そして特殊相対性理論の終わり

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Photo by Jon Tyson on Unsplash
 1905年の六月に提出された論文からしばらくたって、アインシュタインは追加の論文を書いた。エネルギーは質量と同等なものであることがわかったそうだ。これがかの有名なE=mc^2である。なるほどわからん。特殊相対性理論のことはどこかへ蹴飛ばして一般相対性理論の勉強をはじめることにした。空間がゆがんじゃって、そのせいで光は直進せずに曲がるのだという。光が曲がるということは時間も曲がるのだろう。不思議なものね。

 第二子が産まれた。いいかんじに小さかった。私は一週間ほど休みをとって、長男と遊んだ。ちょっと遊び過ぎて彼は私に飽きた。おもちゃを貸してくれなくなった。悲しい現実である。遊ぶだけでなく、彼と病院へ行き、産後で入院中の妻としばらく話したりした。病院から帰ろうとしたが彼はそれを拒んだ。しかし、それも三日目になると、泣くのを堪えて「さよなら」を言えるようになっていた。私は泣いた。

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