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1905年の六月に提出された論文からしばらくたって、アインシュタインは追加の論文を書いた。エネルギーは質量と同等なものであることがわかったそうだ。これがかの有名なE=mc^2である。なるほどわからん。特殊相対性理論のことはどこかへ蹴飛ばして一般相対性理論の勉強をはじめることにした。空間がゆがんじゃって、そのせいで光は直進せずに曲がるのだという。光が曲がるということは時間も曲がるのだろう。不思議なものね。
第二子が産まれた。いいかんじに小さかった。私は一週間ほど休みをとって、長男と遊んだ。ちょっと遊び過ぎて彼は私に飽きた。おもちゃを貸してくれなくなった。悲しい現実である。遊ぶだけでなく、彼と病院へ行き、産後で入院中の妻としばらく話したりした。病院から帰ろうとしたが彼はそれを拒んだ。しかし、それも三日目になると、泣くのを堪えて「さよなら」を言えるようになっていた。私は泣いた。
こうして仕事から距離をとり、いろいろと考えてみるとたくさんの発見がある……なんてことは全くなかった。私の思考は以前と変化はなく、むしろより明瞭なものになった。自分の思い描く理想の生活に会社員としての自分は存在しなかった。1mmもなかった。2,3mmはあるかとおもったけどなかった。自身の背骨とは異なる生き方を選ぶといづれそれはひずむ。それとはそれのことである。とはいっても、劇的に日常を変革することはできないので、タネをまいたり、手足を伸ばしたりして日々改善に努めるしかない。
したがって、質量とエネルギーとは本質的に同等なものである。それらは同一のものの異なる表現であるに過ぎない。物体の質量は一定ではない。それはそのエネルギーの変化とともに変化する。
岩波文庫「相対論の意味」 p68
一連の流れがあって、マッハ新書を出した。マッハ新書とはGOROmanさんが提唱した電子書籍のスタイルの一つであり、12時間以内に執筆・アップロードを行うのが特徴である。私は3Dプリンターに関する本を書いた。
3Dプリンターでやる!マッハなものづくり - kyokucho1989のマッハ新書販売店 - BOOTH
驚くことに一冊も売れない。すごい。価格設定に問題があるかもしれないが、だんだんと加筆修正を行い内容をボリューミーなものにしていきたい。内容の修正が容易なこともマッハ新書の特徴である。とりあえず出してみよう!という思想なのだろう。私も大賛成である。とにかく光の速さで行動しそこから考えればいい。選択に対する考慮は五分くらいあれば十分である。それ以上考えると、悩むことに悩むという状態になり、精神衛生よろしくない。その時点で決めることができなければ保留にしてしまえばいい。時間が解決してくれるかもしれないし、自分の外から解決策がやってくるかもしれない。
そのようなものである。
特殊相対性理論の話はおわりにして、次からは一般相対性理論のことを勉強しよう。それらが終わったらルートがいくつかあるので、自分で好きなものを選ぼうと思う。
- 1927年ソルヴェイ会議と量子力学の変遷
- ハイデガー「存在と時間」と相対性理論
- 物理学者と原爆開発の歴史、平和学習的ななにか
楽しそうだ。
- 作者: アインシュタイン,矢野健太郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2015/09/17
- メディア: 文庫
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