数年前、まだいまの住宅を購入していなかった頃、たくさんの物件のチラシを眺めていました。いろんな種類がありましたが、どれもやっぱり高い。「駅近x坪xxxx万円!高いなぁ。」と感じているとふと百万円くらいの手頃な物件が見つかったんですよ。うわー、これはすごい!と思ったらね、墓だったの。墓。
私は人は死んだら無に帰してそれで終わり、という考えですが世間ではそういう人だけではありませんよね。死ぬ前に自分の墓を買っておきたいとか、財産を丁寧に分けておきたいとかいろいろ考えるわけです。そういう世界であって、このまえネットのニュースでお坊さんが出前ピザのように頼めるサービスがあるのを知りました。賛否両論あるわけですが、死について少し考えました。そうして決意したんです。木魚叩きロボットを作ろうと。
妻に話したら「そんなの心がこもってないよ」と言われていました。残念でなりません。でも心ってなんでしょう。生き様ってなんでしょう。もしかしたら彼を生み出すことで、人間の心について学べるのではないでしょうか。誰かが欲しがっているからとかは考えません。私がほしいのです。作りたいのです。
ざっくりとしたイメージを描きましょう。
こんなんでいいや。モーターの回転運動をどこかで往復運動に切り替えよう。というわけで、写真の下のような機構が必要になりました。とりあえず機構部分だけでも3Dプリンターで作ってみて、あとのことはそれから考えようか。なんともいきあたりばったりな工作です。Fusion360を起動して、いくつかの部品を描きました。それでジョイント機能を付け加えて動くようにしました。どうでしょう。
思ってたんと違う。おそらくリンクの長さが違ったのでしょう。書き直したりするとまた時間がかかりそうなので、本日はここまで。今日の反省は「CADに起こす前にしっかり鉛筆で図面を書こう」です。
機構のアイデアはこの本にいっぱい書かれています。すっごく楽しい本なので、今度レビューを書きますね。
めっちゃ、メカメカ!リンク機構99→∞―機構アイデア発想のネタ帳 わかりやすくやさしくやくにたつ
- 作者: 山田学
- 出版社/メーカー: 日刊工業新聞社
- 発売日: 2009/01/01
- メディア: 単行本
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