マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

空白というかスペースというかそういう例外を持っていたい/具体と抽象


Photo by Katsiaryna Endruszkiewicz on Unsplash

 ひとつの業務が終わる間際になって、ぬとぬとと粘着質な問題が発生した。なるべくなら被害を最小限に抑えてことを済ませておきたかったが、正解ではなかった。私は見事に被弾し、目に見えないダメージが蓄積された。それでも問題は解消に向かいつつある。もう少しだ。

 twitterで珍獣(@mc_chinju)さんが「具体と抽象」という本を紹介していた。面白そうなので読むことにした。その名の通り、具体と抽象について書かれていた。

 著者は、わかりやすさ、つまり具体が増えている近年の現象を恐れていた。具体は急激な社会の変化に対して弱く、適応できないのだと。

 社会がひとつの性質のまま順調に進むとわかりやすさが増えてくる。書店の平積みのタイトルを眺めるといい。「xxなら〇〇しなさい!」「xxな人は〇〇をする!」そのようなものが多い。タイトルも長い。

 そういうわけで、抽象化を説明するという流れだった。

 抽象化とはなにか。私の言葉で表現するなら「複数の事象を共通する枠組みでまとめること」である。その枠組みは重複もするし、上流下流の概念もある。筆者は以下のような説明もしている。

抽象化とは複数の事象の間に法則を見つける「パターン認識」の能力ともいえます。身の回りのものにパターンを見つけ、それに名前をつけ、法則として複数場面に活用する。これが抽象化による人間の知能のすごさといってよいでしょう。

細谷 功. 具体と抽象 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.246-249). Kindle 版.


 抽象化を身につければ、少ない枠組みで複数の場面へ適用することができる。応用が効くのだ。


 これはもしかしたら、プログラミング学習でも必要なことかもしれない。システムを構築するにあたり、実装したいいくつかの機能を考える。それらを共通化できないか、上位と下位でわけられないか、考える。そしてひたすらコードをうつ。

 考えるのが抽象化で、コードにするのはひたすら具体化である。こうしてコードを書く人は、抽象と具体を行き来しないといけない。


 ただ、この本で気になったのが、事象を数式一つで表現することの賛美だった。どういうわけか、人間は単純な式を求めがちである。世界の法則がごくごく単純なロジックにより固められていると望んでいる。抽象化の美学である。ただ、現状のところはそううまくはいってない。ニュートン力学が適用できるのは大きめのもののみ。小さいものには量子力学が適用できる。

 現在、これらを統合する枠組みをみんなですごい探している。いつか存在するのだろうか。

 単純にひとくくりにすればいいだけではない。例外も存在しうる。それを許容する空白というか、スペースというか、そういうものを自分の中に持っておきたい。

具体と抽象

具体と抽象

  • 作者:細谷 功
  • 発売日: 2014/12/01
  • メディア: Kindle版

Rubyでオリジナルプログラムをつくるための教材をつくった。

 以前に記事を書いてから非常に長い時間が経っていた。その間はいろいろなことがあったが、私は生きていた。夏だと思っていたがいつのまにか冬になっていたし、缶コーヒーは熱くなっていた。

 教材をつくった。これをやっていけばオリジナルプログラムがつくれるよ、というものだ。どうやら巷ではオリジナルポートフォリオが必要らしい。スクールの課題をそのままやっていくのではなく、自分だけの成果物がいるらしいのだ。けれどもどうやってつくればいいのだろう。あまり良い教材がなかった。だからつくった。

zenn.dev


 還元セールをおこなったりして、教材を8本売ることができた。嬉しかった。最初に買ってくれた人が、有名な人だったのでそれもよかった。

 ただ、これをどうやって拡販していけばいいのかが分からない。質を高める必要もあると思うが、プログラミングのロードマップとして組み込まれないと難しいかもしれない。

 それでもやっていこう。


 ブログは良いなあ。思ったことを素直に残せる場所があってよかった。

神経がつながっていくイメージでRailsを学んでいる

 基本的に、わからないことを知るのは楽しい。私はそんな人間だ。数年前は哲学書をななめ読みする日々があって、どの書物も訳のわからなかった。それでもゴリゴリと読み進めていくと、他とリンクしていたり言葉のニュアンスがわかったりするときがある。「なるほどね!」となる。嬉しい。

 プログラミングも似たようなものだ。Rubyのロジックはほぼわかってきたので、Railsをやっている。これも最初はわけがわからなかった。へんな文字列をちょっと打つだけで、わけのわからないファイルがぶぁーっとできる。なにこれ。model? controller? view? データベースってなんだよ、ルートってなんだよ。単語がふわふわ浮いている。書籍通りに手順を踏んでアプリを作るもいまひとつ理解が進まなかった。

 それで、自分のアプリをつくる段階になってやっとつながってきた。言葉のそれぞれが何を包含しているか、順序はどうなっているか、関係性はどうか。やっとつかめてきた。右手をあげたいと思ったら、右手があがるようになった。そんなイメージだ。

 現在作っているアプリが無事にデプロイ!できたら、もうちょっと理解がすすむはずだ。楽しいなあ。

Photo by César Couto on Unsplash

文章だけ書いていこう

 実際のところ、文章とならない日々が続いており、ボキャブラリーは枯渇している。数年前の自分からは想像できないかもしれないが、ここ一年ほどまともに本を読んでいない。言葉に触れる機会がめっきり減ってしまった。それは優先事項とか現実味とか地に足のついた行動を目指したためである。ちょっとは現実的になってきたのだ。

 ここはだれもみてない場所であるから、わたしはわたしだけの言葉を書いていけばいい。あとのことがらはまた次回に回せばいい。そうやって生きていくのだ。

 日々コードを書いている。この間、Rubyでゲームを作ったらけっこう楽しかった。なんだかそれらしいロジックも組めるようになったので、今度はRailsもいっぱい頑張ることにした。Railsは共同開発をほかのだれかと繰り返しながらわっしょいやってる。Gitとかいう生き物を使いこなせるようにしよう。

 プログラミングがなんか人生にしっくりきている。もうちょっと早くやればよかったと思ったけど、小学生の頃からやっていたので時期は問題ではなかった。生きている時間のうち、プログラミングをする時間をもうちょい増やしたい。そうすればたのしく生きれる気がする。

 たのしさ。たのしさはいいなぁ。私の主成分はたのしさでできているなぁ。

Photo by Roman Kraft on Unsplash

31歳になった

 この一年はまったく本を読んでおらず、とんでもなく語彙が少なくなってしまった。それでも文章は書けるわけで、いったいこれを文章たらしめている物体はなんなのか、見当がつかない。31歳になった。

COVID-19

 やばくね? いろいろやばい。でも一個人ではどうすることもできないので、マスク手洗いうがいをがんばるしかない。社会がふにゃふにゃになってきているので、自分もふにゃふにゃにならないといけない。

勉強

 昨年とりくんだ技術士二次試験は筆記試験で落ちてしまった。再チャレンジはまだしない。いまはそれ以上にやりたいことが多すぎる。プログラミングとしてRubyとRailsに取り組んでいる。えいやとやりたい。

つくったもの

 なにかあるだろうか。技術書典はコロナの影響で流れてしまったが原稿は書いた。
FARMTORY JOURNAL vol.3 育てる食べる×テクノロジー 電子版 - farmtory - BOOTH

 あとはカップラーメンタイマーや春を感じるIoT、ハンコ押しロボット(もどき)などをつくった。

仕事

 コロナの影響で弊社もやばい。生き残れるかどうかわからない。自分の身は自分で守るしかない。ちょっと足回りを軽くしてやって、どこへでもいけるようにしないといけない。
 仕事でもIoTをやれるようになった。非常に楽しい。

子供

 二人目もだんだんと大きくなって、家中うるさい。あと十年はこの状態が続くのかな。コロナが落ち着いてたらみんなで旅行に行きたい。

オンラインサロン

 この一年でわたしの周りの環境が変わった。人生逆転サロンというオンラインサロンへ入会し、メンターになった。IoTの情報を発信している。ワクワクIoT講座も開講していて、いろいろがんばっている。あと、そこでRubyも勉強している。みんないいひと。みんなたのしい。

やりたいことリスト

 以前はやりたいことが腐るほどあったが、ただリストアップするだけではなにもできないことに気づいた。現実的な期限を設けないといけない。

 というわけで、31になってもがんばります!

 


Photo by Akhil Lincoln on Unsplash