マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

30代未経験からのエンジニア転職を諦めた話

 表題の通りである。エンジニアになった話はたくさん見かけるが、諦めた話はあまりない。そういうことなのだろう。少し書くことにした。



 エンジニア転職を考えたのはもう3年ほど前になる。昔からプログラミングは興味があり、学生のころもそれらしきことはしていた。ただ、専攻の関係で機械系の今の仕事を選択して、こんな感じになっていた。当時はyoutubeとかtwitterでもエンジニアブームがきていて、わりと楽しそうだった。そういう理由でちょっと勉強を始めることにした。

 オンラインスクールというのに入ってやってみた。RubyとRailsを学習した。Rubyはわりあい簡単で、すいすい入ってきたが、Railsはなんだか難しかった。少しのコマンドでたくさんのファイルが生成されるので、それらがどう関係しているのかを知るのもやっかいだった。それでもつくっていったらなんとかなった。

 RubyのテストとしてRSpecも少し学習した。これはこれで文法が特殊だった。それでも出されているエラーを少しずつ対応していって、なんとか動くようになった。嬉しかった。脇道にそれてデザインの学習もした。figmaというソフトを使って、絵を並べたり色を変えたりした。デザインには言語化が必要で、「なぜこうなのか」を説明しないといけない。そしてデザインはエラーが出ない。ちょっと苦手だったので、数ヶ月でやめることにした。

 githubを使った共同開発も少しやった。issueを切り出して、各々がコードを書いた。互いのコードでコンフリクトが起きた際の解決方法などを学んだ。わりと楽しかった。

 自分のポートフォリオも作った。DB設計からバックエンドからフロントとかデプロイとかひととおりした。かなり長丁場になって、この間やっと完成した。1年経っていた。

 エンジニア転職を諦めたのは、年収が下がるという問題を家庭で解決しきれなかったためだ。妻の実家のある県へ引っ越すことも検討したが、引っ越しや子供の手続きやら(受け入れてくれる施設があるかどうか) かなり問題が多くなる。そして期間は限られてくる。いろいろ考えて転職を諦めることにした。

 少し悲しいけどやっていくことにした。なぜならコードは書けてしまうから。私がどのような状態となってもコードは書いた通りに動く。それなら今まで通りにプログラミングを続ければいい。

 先日、やっと個人開発のぶったいができた。lytnoteといって、目標を設定して振り返りができる日報アプリだ。独自ドメインもとって、やっとそれらしくなった。


lytnote.com


 個人開発をがんばっているサークルにも入った。

qiita.com

 運営者ギルドというところ。いろんな人がいた。


 とにかく転職は諦めた。もうwantedlyやindeedを見て、あやふやな未来に思いを馳せることもなくなる。しっかりと日々を生きていかないといけない。目の前の業務に取り組み、忙しくないようにがんばり(仕事を振るとかして)、本を読んでものをつくろう。

 とにかくものをつくろうと思う。その先になにがあるか、しらないけど。




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