すっごい楽しそうな記事を読んだ。
www.nakahara-lab.net
人間の学習にはインプットとアウトプットだけではだめで、読み込んだ情報をじぶんで咀嚼することが大事だよーと書いてあった。たしかにそうだ!と思い、記事下で紹介されていた本を購入した。久しぶりに衝動買いをした。でも読んだみたらびっくりするほどいまの自分にフィットしていて、春が来たんだなぁと実感した。それが写真の本。「働く大人のための『学び』の教科書」。
内容はほんとうにそのまんま。働く大人に対して学びの重要性を説き、どのような原則でもって学びを進めていけばよいかが書かれていた。そのあとは7つの具体的な方法論が記されており、最後の章は七人の「学び上手さん」の紹介が載っていた。
具体的に書こう。みなさんも考えているように、いまの時代はひとつの組織や技術で一生を生き抜けるほど単純ではなくなってしまった。時の流れが早くなったのだ。だから自分のバージョンアップを時々行わないと、どんどんと能力が落ちていってしまう。たいへん危険だ。「それだから学びが必要だ!」と筆者は説く。でも学びってどうやって始めていけばいいのだろう。
これに関していえば、僕は、よく次の2つのヒントをさしあげることがあります。
①楽しみを感じてることにチャレンジする
②感謝されることにチャレンジする
ということです。
p56
らしい。①に関してはよくわかる。自分の好きなこと、興味のあることを深掘りして学ぶのは効率が良い。学び=学校の勉強と考えるとちょっと堅苦しくなるけど、本来学びは新しい情報をインストールしたり応用すること。おいしいパスタのつくりかたを考えるのだって立派な学びなのだ。じゃんじゃん楽しげなことを学び始めたらいいと思う。
②は自分の頭になかった。驚いたがなんだかしっくりきた。相手に感謝されるということはそこに何か価値があるということ。だから学んだことがそのまま仕事に結びつく可能性がある。そうやって、生きることができる。好きなことで食っていけるかもしれないのだ。やった。
私が他にぐっと来たところは、「つながりの原理」の項。ともに学ぶ相手とか、ヒントをくれる人とか、とにかく自分以外のだれかと積極的に関わっていくといいらしい。本書では勉強会や大学院への入学、もうちょっとゆるいかんじの地域の活動などが紹介されていた。どれもこれも楽しそうだった。
そしてビビッときた。自分に足りないのは「相手」だったのだ。たしかに、時にはひとりでコツコツと作業をすることも大事。でも大勢でなにかをやってみると意外な発見があったり、そこから仕事につながったりと経験値の入りが違う!気がする。そういうわけで3Dプリンターの勉強会というか、作品展というか、オンラインでさくっとできそうなことを始めてみようと思う。
これは全然関係ないメモの話。自分の野帳にこんな言葉が書いてあった。
楽しさ=好きなことxそれをやった時間x承認
ここでいう楽しさは人生の充足感というか魂の幸福とかそんなものである。私はこの楽しさを最大化するように人生を仕向けたい。好きなことで相手からの承認、つまり感謝を得られたら最高じゃないか。人生ずっとそんな時間が続くなら最高じゃないか。学びもそんなかんじてすすめばあれな気がするよ。知らんけど。
衝動買いでここまであたりの本を引いたのは初めてかもしれない。最近感じてはいるが、自分に運が向いてきている。2chのカバのAAのようなあれ。この調子でいけるとこまで行ってみたい。
- 作者: 中原淳
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2018/01/17
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (1件) を見る