マトリョーシカ的日常

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英語は手段でしかない/「英会話エクスプレス」

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 しばらく前になるが、アイディアミックスの遠藤様より英会話教材を頂いた。この方からは以前にも「英会話イメージリンク法」という本を頂いており、そのときに少しばかり感想を書いた。あれから私は全く英語を勉強しておらず、恥ずかしい気分になった。【書評/感想】英会話の本だとは思わないでほしい/「英会話イメージリンク習得法」 - マトリョーシカ的日常

 頂いた教材は「英会話エクスプレス」という名前で、小冊子が六冊とそれぞれに音声CDが一枚ずつ付いている。内容は日本人と外国人が英語を話しながら物語が進むというもの。ストーリーは四ページで一セットとなっていて、挿絵と会話の書き起こし、和訳、重要なフレーズで構成されている。さらには、「英会話イメージリンク法」にも入っていた単語のイメージの解説が添えられている。この解説が教材のユニークなところだ。本来は丸暗記で覚える所をイラストを用いて説明することで、より立体的に理解することができる。

 例えばwhatについて。私はwhatを「何か」「どんなものか」といった意味だろうと捉えていた。しかし、解説には

whatのコアイメージは「モノやコトを入れるための箱」です。この箱はモノやコトを引き寄せる力を持っています。

 と書かれていた。確かにそのような解釈をすれば関係代名詞にも適用ができる。what I say は「私は何を言う?」ではなく、「私がいうこと」であるから。他にもcomeは「向こうから場の中心(良いこと)にやってくる」というコアイメージがあり良い意味が多く、逆にgoは中心から離れるので悪い意味が多いのだとか。なるほど。確かに丸暗記をするよりも本来の意味をつかみやすく、応用が効きやすそうだ。

 はてなを利用している方は英語学習に関する記事にはうんざりしている人も多いだろう。それもそのはずで、月に一度は英語に関する記事がホッテントリに上がり、どれもが似たり寄ったりの内容だからだ。(3000以上のブクマがついている英語の記事がこれだけある。タグ「英語」を検索(人気順) - はてなブックマーク
果たして英会話教材を使った学習は効果があるのだろうか。私はいつか英会話をマスターしてぺらぺら話すことが出来るのだろうか。YESでもあるし、NOでもある。頂いたテキストの中にこんな言葉があった。

会話ができるようになるための絶対条件は「会話をする」ことです。一生懸命英語の勉強をしても人を相手に(必ずしもネイティブが相手でなくてもかまいません)会話したことがなければ、会話ができるようになりません。

 そういうことだ。学習方法を考える以前の問題で、私には会話をする相手がいない。「別に英語は話せなくてもいいや」と思っている。もしかしたら私は英語を学ぶことよりも、学んでからどうするかを考えたほうがいいのかもしれない。例えば、最近ハマっている電子工作の作品をinstructables.comに公開するのはどうだろう。作り方を英語のテキストや動画で説明するのだ。なんだか楽しそう。

 英語そのものを目的とするのではなく、手段とすることを考えたい。時間は細切れにしか存在しないのだから。

教材を製作している方のブログはこちら。