溜まる
0.5mmのボールペンで自分の名前を書くとひょろと頼りなく感じた。「字がにじみやすいので」と細めのボールペンを勧められたが、僕には向いてないのかもしれない。志望動機ははっきりしているだけに惜しい。
久しぶりに後輩とお好み焼きを食べた。この久しぶりは後輩にも焼きにもかかる。学部で卒業し地元へ帰る者、大学院へ進学する者、単位がたらず留年する者。「四年なんてあっと言う間ですよね」そう言って肉玉うどんをコテで口に運んでいた。僕はその一年向こう側に存在している。あっという間プラスα。何かをしなくては社会から見放されていくようで怖い。
はたと気付くと三月が終わろうとしている。これだから三月は嫌いなのだ。何食わぬ顔をしてすっと通り過ぎる。お前けっこう重要な月なんだぞ、自覚しているのか。きっと彼は知っている。
あと一年。あと一年で何ができるのだろうか。このブログがその答えになれたらと思う。