文章を書こうとしたら体のギアが固まっているような感覚に陥った。潤滑油が足りない自転車のように、ギギギという音が聞こえてきそうだ。それほど久しぶりにこの白いエディタに向き合っているのか。少し驚いた。全ては仕事のせいだ。勤務時間は変わらないのに以前にも増して疲れが溜まっている。やることが増えたが残業をしていないためだ。単位時間あたりの仕事量が増えている。集中しなくてはいけないので、糖分不足に陥り顔が濡れて力が出なくなる。困ったものだ。
続きを読む社会を変えるのは批評ではなく、圧倒的なテクノロジーである。
Live History - Quishin - TwitCasting
早く起きたもののまだ眠い、と言いたげな息子をあやしながら、チェコ好き(id:aniram-czech)さんとくいしんさんのツイキャスを聞いた。Bluetoothのイヤホンを利用して聞いた。だっこしながら寝ろよ寝ろよ歌っていたら息子はおとなしくなり、寝た。私はソファにゆっくりと腰掛けた。
続きを読む暗号解読は世界を救う/暗号解読(上)
秘密は隠しておきたいが誰かと共有したい。そんな両極端な感情が秘密文書を生んだ。はじめは文章そのものを見えなくする「ステガノグラフィー」が用いられた。言葉の由来は、ギリシャ語で「被う」を意味するステガノスと「書く」を意味するグラペインにもとづく。手紙を飲み込んで運んだり、頭皮に文章を書いてから毛が生えるまで待ったりいろいろな方法がある。しかし、次第に隠すよりも高度な手法が用いられた。クリプトグラフィー、いわゆる暗号である。
続きを読む特性関数形ゲームにおける出張と日本酒
私は新幹線の窓側の席に座った。目の前にはコンビニで買ったコーヒーとおにぎりが並んでいた。ターリーズコーヒーのブラックと、鮭ツナ梅干しのおにぎりだ。車両は音もなく加速し、見慣れた街は消えた。私は「ゲーム理論入門」を開いた。上司は隣で寝ている。
続きを読むツェペリさんも喜ぶゲーム理論
一週間ほど何も考えることがなかった。仕事が忙しいわけではないが、頭がよく動かなかった。ブログを書いていない間は潜水しているような感覚があり、自分の内側で言語化できないもやを抱いている。かといって何かを書くことで思考はまったく明確にならないし、私がそれを望んでいるのかは疑問だ。
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