マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

書くというありかた

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Moon, full moon, night and landscape HD photo by Anders Jildén (@andersjilden) on Unsplash

 ようやくネットの工事が終了した。八月にプロバイダの申し込みをしてから実に4ヶ月ほどが経過していた。その間はケータイのデータ量の契約を増やし、日々のゴタゴタを吸収したり発散したりしていた。あまり生産的なものではなかった。ネットがつながったからといって有意義な生活を送れるとは限らないが、それでもなにかしらプラスの変化はあるはずで、私もそれを信じている。

 トルストイのアンナカレーニナを読んでいる。上中下巻のうち、まだ上巻の半分を読み終えたあたりだ。既婚女性のアンナがイケメンに言い寄られてなんだか昼ドラちっくになっている。そんなことは割合どうでもよくて、私が気になったのは一昔前のロシア人たちの思考である。物語にはいろんなタイプの人間が登場する。それぞれが世界を持っていて、それぞれに正義とか正しさとかいうのがある。よくわからないなりになんか生きていて、それらがいい感じに混ざっている。私はそれを読む。通勤電車の中で読む。なるほどなと思う。どこかを引用してそれを述べる必要があるが、今は文庫本が手元にないのでそれはまた次回に回そう。

 仕事が楽しい。なんかよくわからないものを作っているけど、自分が書いた絵がそのまま形になって実物になってしまう、イメージが具現化されるという事象は私に喜びを与える。しかしこれが楽しさの源なのか。今までもそのような仕事をしていたわけで、特に変わったことではないはずだ。そう考えながら私はサンダーで溶接跡を平らにしていた。外は雪が降りしきっていて、時計は21時をさしていた。いや違うなぁ、人か。人が変わったのか。私を評価してくれる人がまわりにできたのか。今まで自分でマイナスに考えていた自身の特徴を、彼らはプラスにとらえてくれた。それが希望とか自信とか楽しさに繋がっているのか。ありがたい。

 この業界にもEVの波が迫ってきている。この先数年はまだいいかもしれないが、10年後、20年後はどうなるかわからない。おそらく今の形態では会社を存続させることもできないだろう。そのとき私はどうするか。転職、というのはなんか違うなと思った。やるなら個人事業主になって、楽しげなものをつくって売りたい。いまから準備をはじめようかな。

モビリティー革命2030 自動車産業の破壊と創造

モビリティー革命2030 自動車産業の破壊と創造

 この本を立ち読みした。自動車の会社のこれから目指す姿として五つほど説明がされていた。機械だけじゃなくてソフトを取り込んでGoogle/Amazonみたいにマネタイズする!とか、価格競争に真正面に立ち向かう!とか。わりと楽しかった。