マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

記録-20140219

 修論の印刷が終わった。あとは明日提出し一週間後の発表に向けて準備をするだけだ。大学の大型印刷機から吐き出された原稿をファイルに綴じ、僕は改めて自分の修論を眺めた。なんとちっぽけなのだろう。自分が大学で六年間やってきたことがここに集約されているのだと感じると、あまりの小ささに泣きたくなってくる。

 しかし考えてみるとちっぽけというのは悪いことではない。自分がかけた労力に対して成果物が少ないということは、それだけ汗や血が凝縮されているからだ。

 たった十五秒のCMを何日もかけて編集したり、たった一行を書くために何人もの人を取材したり、たった一言話すために何時間も練習したり。

 だからいいのだと思った。言い訳かもしれないけど。


 研究室を夜に出るのは久しぶりだ。早く帰ってご飯を食べて寝よう。カエサルもきっと待っている。