マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

ほぼ日手帳の効能

半年ほど使ってみた

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 たまには携帯からブログを書いてみよう。四月始まりのほぼ日手帳を買ってから約半年が過ぎた。いまとなっては購入した理由もよく覚えていないが悪い買い物ではなかったなと思う。

 ほぼ日手帳は買っただけで気分が良くなるブランド品のようなものだが使えば使うほど日々の生活が充実していく。いや嘘だ。これはちょっと言い過ぎた。このブランド品もただの手帳と変わりないので魔法のような劇的な変化が起こることはない。

 ただいくつかほんのりとした効果がある。効能と表したほうがいいか。温泉のようだ。

 ひとつは生を実感したことだ。ただ息を吸って吐いての繰り返しで日々を過ごしていると、昨日と今日が全く同一のものと勘違いしてしまうことがある。実際はそうではないのだけれどああ、また詰まらない一日だったなと床につく。しかし手帳にささいなことでも記入するとその一日は唯一のオリジナルな一日になる。年末のいま過去のページをめくると俺生きてるじゃんって嬉しくなる。生きてきたなあって。

 もうひとつは物忘れが少なくなったこと。僕はほんとに忘れ物がひどい。中学生時代は一日に一個は忘れ物をした。忘れるたびに「もういやだ!」と思って決して忘れまいと堅く誓うのだが次の日には誓ったことさえも忘れる始末。しかし手帳に書いたことはなぜか忘れにくい。なんていうか眼で覚えている感覚だ。頭は信頼できないので他の五感にたよるのだ。

 最後は再確認できること。文字は強い。自分の目標ややりたいことや夢や希望などを曲げずに表現している。これと決めたらこう。AはAのまま。だから頭だけで決意したことよりもずっと目的を達成しやすい。


 今年はいいものをたくさん買えた。ほぼ日手帳は二番目に良かったなあ。一番は万年筆。