まことに申し訳ない話だが今日もしっかりとした書評を書く時間がない。これは日頃の行いの悪さだったりあしたのねっとりとした天気のせいだったり研究がおろそかになっているためなどの理由があるが、時間がないのは仕方がないのだ。あれこれちょっと韻を踏んでいて面白いね、時間がないのは仕方がないのだツービートとかエイトビートとかでリズムに乗れそう。かみおか。そもそも時間ってどんな代物なのか考えたことありますか?僕はありません、て今日の記事を終わらせることもできますが少し続きましょう。教えて物知りおじいさん、おじいさんはしばかりに行ったきり帰ってこないのだイタチは犠牲になったのだ。
時間は時計であり時計は定まった周期で動く棒であります。その定まった周期というのは定まった周期でなければありませんこれは観測者がどの場所にいてもそう。しかし観測者複数の時計を同時に見ることは可能でしょうかYES I am! マジシャンズレッドを使えばなんとかなるかもしれませんがそれとは別に彼らの時計と自分とを等距離に置いて虫眼鏡かなにかで見ることにしましょう。そうすれば光の速さとか関係なく見ることができるし。
「いや、ちょっと待って。もし時計が新幹線に乗っていたらどうするの」そう、見るはずの時計が運動していたらどうなるのでしょう。へん、そんなので時間が変わる訳ないだろとゴロリはすねたように呟きますがこの新幹線がスタープラチナばりの速さで動いてたらどうなるでしょう。棒が動いたと観測者が知るには彼の目に棒が発した光が入らないといけません。しかし特急スタープラチナ号は光速に近い速さで進んでいるのでなかなか棒が入ってきません。棒が入ってきません。なるほどザ・ワールドであります。時は止まる!!
いままでの催眠術などのチャチな古典力学の世界では時間が絶対不動の指標であってみなはおなじ淡い思い出のメモリーを共有していました。しかしDIOやジョジョ、プッチ神父など時を自在に操れる現代物理の世界では時間は絶対でなく相対的な指標でしかないのです。なんとまぁこわい。たてよこたかさの三次元的な連続性に時間もプラスした四次元連続面。これによって現代物理はリーダー的にはじまっちゃうのです。上巻でなんだかすごいものとして定義されたエーテルは下巻ではみる影もありません。結局のところエーテルという媒体によって物体が動くなんていう考えはナンセンスなものだったようで、光はどこの誰がみても同じスピードなんだっつー結論です。
まてまてまて。これでは単なる本の内容の紹介になってしまいますね。これはあまりよろしくないのでここからは僕のない頭を絞りきってできた100パーセント還元ジュースを飲みたいと思います。巻末のことばで物理学は人間の創造物という言葉があってそれを読んで僕はほっぺたがぼろぼろ落ちました。所詮は物理学なんてこの世の中の真理ではなく、そいつは神の真理よりむしろ「こうなってほしいな、これが完全だな」と願っている人間の真理を表しているに過ぎないんですね、神様。だから時代によってちょっとずつ概念が拡張されて富士山を二合目三合目と高みへ登っていくのにわりかし似ているのかもしれないね。しかし相対性理論はスタープラチナよりずっと遅い速度で息をしている一般人にとり日常生活で全く適用されない法則なわけでこんなこと知らなくても大丈夫なんです。生きていけます。ただちょっと面白いね。知ってるとさ。
身近なところで相対性理論が適用されるとするなら僕らの頭の中くらいしかないかな。ほら頭って電気のスピードで何かがうごめいているらしいし。そのせいで過去にも未来にも瞬時に想いを馳せることが出来るし遠いアンドロメダや誰も見たことがない架空の世界にも行けるんですよ。すばらしいですねこの不思議な力は。人間は生まれながらにしてタイムマシンとどこでもドアを持っているんです。物理なんて触れなくてもそれは確かなことです。
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