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マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

初心者による万年筆購入リポート。(PILOT カスタムヘリテイジ91)

リポートしてみる。

http://instagram.com/p/limVhZhBBy/

 一昨日ついに万年筆を購入した。一月にお気に入りの万年筆をなくしてから悶々とした日々を過ごしていたが、これでやっと僕の生活に平穏が訪れる。どうして購入するのに時間がかかったかというと、僕が以前使っていた万年筆はある人からプレゼントされたものであり、僕自身が万年筆を選んで購入した経験がなかったからだ。一本で一万二万もする高い買い物なのでほいそれと決められず雑誌やネットであれこれ調べた。今日の記事は僕が万年筆を選んだ経緯を書くことにする。これがあなたの参考になれば幸いだ。


僕なりの基準

 僕が万年筆を買う上で基準にしたのか以下の点だ。

  • 価格は一万円前後。
  • メーカーは国産。
  • 軸は細め。
  • 持っていてカッコイイ。

 万年筆は値段の幅が広く、下は300円から上は何十万円するものまである。どこかのサイトで日本のメーカーで一万円程度出せば品質として良いものが手に入ると読んだのでそうすることにした。また僕は手が小さいため持ちやすいであろう細身のペンを選ぶことにした。ペン先が鉄か金かはあまりこだわらないことにした。一般には金のほうがペン先が柔らかく、良い字をかけるらしいが、僕には違いがわからない。試し書きをしてみて書きやすかったら買えばいいし書きにくかったら別のものを選べば良い。

 日本の万年筆メーカーというと代表的な所ではPILOTとプラチナ萬年筆、そしてセーラー万年筆が挙げられる。この三社が出す一万円前後の万年筆をリストアップしてみた。

PILOT
  • グランセ(FG-1MR)
  • キャップレス(FCN-1MR)
  • エリート95S(FES-1MM)
  • レグノ89s(FLE-12SK)
  • カスタム74(FKK-1000R)
  • カスタム ヘリテイジ91 (FKVH-1MR)
  • カスタム74 透明軸 (FKK-1MR-NC)
  • カスタム98 (FK-1MR)
  • ステラ90S (FSE-1MR)

レグノ89sのみ12,000円。あとは10,000円。

筆記具 | 万年筆 | 製品情報 | PILOT

プラチナ萬年筆
  • #3776 CENTURY(PNB-10000)
  • シープ(PS-10000N)
  • 18Kスタンダード(PTL-10000)
  • プラチナ#3776 バランス(PTB-10000B)

(値段はどれも10,000円)
プラチナ万年筆/価格別

セーラー万年筆
  • プロフェッショナルギアスリム金 (11-1221) 12,000円
  • プロフィットスタンダード [ブラック] (11-1219) 12,000円
  • DAKS オルティード (66-1129) 10,000円
  • プロムナード万年筆 (11-1031) 10,000円
  • レグラス万年筆 ブラウン/ナイトブラック (11-0800) 8,000円

万年筆 | セーラー万年筆 |公式ウェブサイト


 やはりPILOTは国内最大手だけあって商品のラインアップが豊富だ。しかし他の二社の万年筆もカッコいい。調べれば調べるほど底の見えない万年筆の森に迷ってしまうようだ。これではだめだと思って、実際に売り場に行くことを決意した。

万年筆をめぐる冒険

http://instagram.com/p/limc0SBBB8/
 
 最近はネットでも万年筆を買えるようだが、そのような購入の仕方はあまり推奨されていない。実際にみて触れて書くことができないからだ。僕が住んでいる街の近くにはいくつか文房具屋があるのでそこまで足を運ぶことにした。

 まず一件目はデパートの贈呈品コーナーの一角にある文具店である。荘厳なつくりのエレベーターに乗り目的の階に降りると、広い店内が僕を迎えた。平日の昼間ということもあり僕以外の客はほとんどおらず、複数の店員が一斉にこちらに視線をよこしてきた。山王のゾーンプレスを受けているような圧倒的なプレッシャーを感じる。耐えきれず僕はそのフロアを出た。

 二件目は大きめのビルの中の雑貨屋だ。店内はにぎわっており、万年筆コーナーもゆっくりと観ることが出来た。いろんなメーカーの製品が置かれていたが軸が太めのものが多い。以前使っていたもの(セーラーのヤングプロフィット)が細かったのだろうか。この時点でセーラーとプラチナは候補から外れた。何本か試し書きをするため店員に声を掛けようとしたがどの人も接客中だった。仕方がないので別の店に行くことにした。

 最後は街のはずれにある小さめの文具店である。中へ入ると背丈まである大きいガラスケースに万年筆が丁寧に置かれていた。店員が近くにいないためじっくりと見ることが出来た。そして目にとまったのがPILOTの「カスタムヘリテイジ91」と「ステラ90s」である。レジまで行き店の人に「すみません、試し書きをしたいのですが」と言うと、ガラスケースの鍵を開けてインクと試し書きの紙を出してくれた。実際に手に持ってからステラがショートサイズ万年筆だと気づいた。カスタムヘリテイジ91は見た目以上に軽く頼り無さげだったが書き心地は十分良かった。良かったという他に何かないのか、と言われるかもしれないが本当にないのだ。あの時の僕は就活の面接時に受けたような一種の緊張状態に陥っており、試し書きをしたころの記憶がやや抜け落ちている。
 どうしましょう。と聞かれたのでカスタムヘリテイジ91を指してこれをひとつお願いしますと答えた。お金を払うと店員さんはメーカー専用のケースにそれをしまい、ヒモのついてる丈夫な袋に入れて僕に手渡した。

 やった。ついに買えた。やったー。


カスタム ヘリテイジ91 | 筆記具 | 万年筆 | 万年筆 | 製品情報 | PILOT

万年筆選びと刀選びは似ている

 どこかの雑誌で「男にとって万年筆は刀のようなものだ」と書いてあるのを読んだ。確かにそうかもしれない。刀のある時代では男は自分の刀を選ぶ際に切れ味などの実用性はもちろんのこと、同時にデザインや持っていて心地よいかというのも基準にしていたのではないか。そう考えると毎晩寝る前に刀に打ち粉をまぶしている武士と、万年筆の手入れをしている男性のイメージが被ってくる。万年筆はただの筆記具ではなく男のロマンなのだ。使えば使うほど自分の癖がしみつくペン先、多種多様なインク、そして紙への組み合わせ。あぁ幸せ。

 これからたくさん書いていこうと思う。
http://instagram.com/p/lilfH-hBAr/

おわりに

 万年筆が欲しくなったらすぐにネットで注文するより、雑誌を読んで研究してみよう。カタログを手に入れて眺めるのもおすすめ。

http://instagram.com/p/lin0bdhBDt/

 今度はペンケースが欲しくなってくる。
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