マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

ブンバボン体操と純粋理性批判(下)


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「ブンバボンボンボ・ブンバボン!ブンバボンボンボンボ・ブンバボン!」リズムにのって私は舞う。息子は言葉の意味がわからないが、楽しそうな雰囲気は伝わるのだろう、ニコニコしている。

(何だろう?ブンバボンって。まぁいいや、楽しい!わーい。)

私も意味は分かっていない。だれか教えてくれ。

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†漆黒の純粋批判ランドリー†

 早朝の洗濯が好きになりつつある。起床とともに洗濯機を回し、彼が動いている間にコーヒーを入れて朝食を食べる。新聞を読んだりしているとぴーぴー言うので洗濯物を取り出し、ベランダへ向う。まだ夜は明けていない。空にはいくつかの星があって、私はそれを確認する。数年前に買ったBluetoothイヤホンをこの前発見した。いい感じに装着する。適当な音楽を聞きながら少しずつ干す。量は多くない。充足感がある。これってなにかと似ているなと思ったら新聞配達に通づるものがあるのだ。早朝の誰もいない空間で淡々と物事を進める。昔からそういうのが好きだったのだろう。多分これは死ぬまで変わらない。

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自己を認識しはじめる息子と神さま

 最近、息子が自分の手をじっと見つめるようになった。それは決まって左手で行われるので、私は彼は左利きなのではないかと思った。生まれてから大きくなったとはいえ、彼が握るこぶしはまだ小さい。ぐっと握ったまま、それを自分の目の前に持ってきてしばらく停止する。自己とは何かを考えているのだろうか。そんな思考は不毛だから、もっと実用的なことを考えてほしい。

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日本語の読み書きと原因の原因

 「大学まで行ってなにか得るものがあったのか」と聞かれたら「日本語の読み書きが少しできるようになりました」と答えたい。ただ、この少しというのが侮れない。私はよく社内ネットワークの掲示板を閲覧するが、日本語がおかしいものが多い。社内には助詞を入れずに熟語をつなげるのが粋という風習でもあるのだろうか。表題には聞いたことのない造語がじゃんじゃん出てくる。そしてその返信もなんだか変だ。こはいかに、と実際に話を聞いてみると文章とはまったく違う印象を受けたりする。最近会社で書き物をすることが増えた。いまのご時世、何でも文章で残しておかないといけない。上司は面倒くさいとつぶやいていた。私も面倒だと思った。ただ、文章作成は手早く終えることが出来る。上手くではなく、手早く。さささと終わらし定時で帰る。文章は大事だ。

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虚無に対抗する術/純粋理性批判(中) 5

 日々が無意味に過ぎていく。本当はきっと豊かな情報があたりを飛び散らかしているのだろうけど、私はそれをみる術を持たない。特に何もすることがないのでこうしてエディタに向っている。はてなブログのエディタは真っ白けで割と気に入っているが、時折彼が私に文章を書くことを強要している感覚に陥る。さあどうぞ書いてくださいと。はぁそうですか。

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