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マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

【書評】若いときこそ文章を書こう/「20歳の自分に受けさせたい文章講義」

読書

ぐるぐるを書き出そう

http://instagram.com/p/bYqcPFhBEH/

20歳の自分に受けさせたい文章講義 (星海社新書)


 自分の中にある『ぐるぐる』とした言い表わせないものを表現すること、それが書くということだ。書く技術を身につければ、生涯の大きな財産になる。著者が現場で15年かけて身につけたノウハウを若者へ送る、さくさく読める新書。


視覚的なリズムを意識する

 あなたが上手い文章だな、と判別する指標はなんだろうか。比喩表現を多用して読者の五感に訴えてくる文だろうか。難解な単語を分かりやすく説明している文だろうか。指標は人により様々だと思うが、どれも文体という単語を使って表わせられるだろう。

結論に移ろう。
文体とはリズムである。
主語や語尾の大切さを重々承知した上で、やはり「文体とはリズム」である。
これは、ぼくが長年のライター生活を経てたどりついた結論だ。

 著者は文体とはリズムで決まり、リズムは視覚と聴覚を用いて伝わると述べている。つまりリズムを意識すれば、上手い文章を書くことが可能だ。

 僕はここで、視覚的リズムをとりあげる。本書の中に記述されている視覚的リズムは、句読点、改行、ひらがなと漢字のバランスである。

 適当なところで、句読点を打ち、改行する。漢字ばかり、ひらがなばかりの文は控える。これを意識するだけであなたの文章はぐっと良くなる。

物理的スペースで文字数をはかる

 文字数は重要である。特にブログやコラム、エッセイなど、一定の文量を定期的に投稿する場合は文字数を固定することが求められる。以前は原稿用紙○枚というようにアナログに文字数を判別する人が多かったようだ。しかし今は文字数チェッカーなどの登場で簡単に量を読み取ることができる。

 しかし、それではだめだ。著者は自分の身体で、眼でざっくりと文字数を把握する手法を身につけるべきだと書いている。

1:ワープロソフトの文字数と行数を固定して、1ページあたりの文字量を覚える。
2:行数(行番号)を表示させるか、グリッド線(罫線)を表示させる
3:何行で400字になるかを頭にいれておく

 ちなみにはてなブログのエディタの1行あたりの文字数は、個人の環境によるが、僕の場合は46字になる。400字を書くには8.7行、8行強書く必要がある。
 
 ひとつの記事の文字数を決めておくと、文章全体の層が厚くなる。さながら、うまい棒の味のバリエーションのように。

何を書くかではなく、何を書かないか

 文章を書こうとすると、足し算になりがちだ。思いついたこと全てを書きたくなるからだ。修学旅行の作文を提出する際、あれをやった、これを食べた、それから寝た、というような無味乾燥な文章になるのと似ている。

 推敲は、赤ペンではなくハサミを使って行うくらいの気概を持つべきと筆者は述べている。

 赤ペンでちまちま書き直したところで、いい推敲はできない。自分の書いた文章に躊躇なくハサミを入れる勇気があったこそ、本当の推敲ができるのだ。

 思い切ってカットして、スリムな文章にしたほうが読者によく伝わることもある。

おわりに


 文字数をある程度決めて文章を書くというのは参考になった。このブログも1000字くらいを目安に毎日書いていこうと思う。