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マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

おしりに関して右に出るものはいない。TOTOの技術。

Bathroom of CBGB - 無料写真検索fotoq
photo by gnta

日本のトイレ技術は世界一ィィィィーーーーッ!!!!

 TOTO。日本人なら誰でも聞いたことがある、大手トイレメーカー。ウォシュレット、音姫などを開発し、おしり周りに革命をもたらした。そんなTOTOが世界一のトイレを製造するに至る過程を自社の歴史とあわせて知ることができる書籍がこれ。

 世界一のトイレ ウォシュレット開発物語 (朝日新書)

 陶器と電気製品を組み合わせるというのは寸法交差の面からみると本当に難しいらしい。ローテクとハイテクを極めた者のみが作ることが許される。それが便所・便器・トイレなのだ。

全人類のおしりに届く角度は43度!

開発がスタートして、まず立ちはだかった壁があった。
どこにお湯を当てればよいのか、すなわち
「肛門の位置はどこか?」ということだ。

 新型ウォシュレットを開発するに至り、最初の壁がこれだった。肛門の位置なんて知る訳がないから、社員に頼み込んで一人一人便座に座らせた。実験に実験を重ねてついに到達したノズルの角度が43度!

 全く新しいことを始めるときは時間がかかる。既存のデータが存在しないからだ。当時はネットで「肛門の位置」なんて検索しても出てこなかっただろう。(そもそも快適なネット環境もまだ設備されてなかった)しかし、ゼロから開発をすることは相当力がつくに違いない。

なければつくればいいじゃない

 実は、TOTOが目指すものに、「文化をつくり出す」ということがある。
最新の技術によって、人々の暮らしを快適にする商品を開発してきたわけであるが、単に「困った」を解消するだけなら、それは「手段」でしかなく、文化の創造までには至らない。

おしりを洗う習慣のない人にどうやってウォシュレットを売るか。文化から作らないといけない。印象的なCMを流し、テレビで紹介し、おしりの洗い方講座を開いたり(さすがにそれはないか)
ただモノを作って売るだけでは売れないのだ。以前書いた適正技術はその場にあうようにモノをアレンジするが、文化をつくるというのはそれよりももっと難しく、下層に存在する行為だ。

おわりに

 トイレ設備はもうほとんど完成されていて、あとはどんどん価格が安くなるかと思っていたが、そうではないようだ。最新のトイレは尿から健康状態を把握できるとか、そのうち便座に座るだけで血圧、体温、脈拍の情報がわかり、それを自分のiPadへ送信。なんてこともあるかもしれない。

 Siriがしりを語ることに……。




 こえーな。