子供のころ、よく秘密基地をつくってはみんなで遊んでいた。何をしていたかはあまり覚えてないけどとても楽しかったのを覚えている。今日は当時の記憶をたどって秘密基地のあれこれを書き出してみる。
意外と近くにある
子供の行動範囲はそれほど広くない。学校の裏山とか川の近くの茂みとか、自分の家のうらとかに基地は設置される。そして基地から一番近い人がリーダーになる。友達を家にあげて、ジュースを出すなどのパシリにされることもあるが。
名前は語感の良さで決める
基地の名前は深い意味をもたない。お互いに呼び合えてちょっとカッコよければいいのだ。声の大きい人が「じゃあ、ごんごんいわにしようぜ!」とか言ったらもうごんごんいわ。あとでごろごろだいどうくつにしようとしても遅い。
いくつもある
これは人によるかもしれないが、僕らは基地をいっぱいつくった。まわりの環境がよかったのか、比較的安全で周りの人にばれにくい場所が多くあった。この場合の基地の名前は後ろに○号がついたり、語尾がポケモンの進化系の要領で変化したりする。
対抗勢力に襲撃される
「絶対秘密にしようぜ!」って誓い合うのに必ずどっかから漏れる。仲の悪いやつが「おまえらの基地、かいめつしてやるよ」とかけんかをふっかけてきて大戦勃発。勝っても負けても基地はぼろぼろになる。集めたカードもどっかにいく。
最後は大人の手により消される
大戦が行われるころになると秘密基地の話は大人の間でも広まっていて、「あんなところにはもう行くな」と親に怒られる。破壊されると書いたけど実際はそうじゃない。行くことができなくなってそのうちみんな基地のことを忘れてしまう。消滅だ。
そして何年かぶりにいくと基地になぜか物が増えている。不思議だ。