マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

ジェリアがあったりなかったり/存在と時間

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 今回のようにタイトルを先に思いついて書き出すのは非常にまれである。ジェリアとは何者なのか、ということを高校時代——もう十年も前である……!——に考えていた。考えていたというよりもノートの隅にメモをしていた程度だ。それをさきほど思い出した。全ては存在と時間のせいだ。

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くだらないものが売れた話/「物を作って生きるには」

https://www.instagram.com/p/BKocQ-FA2CS/

 堅苦しい存在の話は後回しにして、今日は読んだ本の紹介でもしよう。『物を作って生きるには』は、世界中のつくってわくわく!さんにインタビューした記事をまとめた本であり、とにかく表紙のデコボコ感は触り心地がいい。私は常々、「好きなものつくって生計を立てたいな」と考えているが、まさかそんな人が世界中にたくさんいるとは驚いた。彼らが作ったものはマシュマロキャノンだったり、楽器だったり、電子工作キットだったりと様々だがみんな楽しそうだった。

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立ち尽くす問い/存在と時間

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 一つの文字を打たねばならない。こうして、文字を「打つ」と表記すると後から修正することができないような印象を持ってしまう。そんなことは全くない。けれども、修正できないのだから、と自身の書き出しの不出来さを弁護することは可能である。良い時にだけ文章をつづろうと考えると、絶対に良い時は訪れないことがわかった。それならば書く頻度を増やし、観測地点を多く設置して、良い時に備えていよう。私はそう考えた。

 存在の意味へ向けられる問いは、もっとも普遍的でもっとも空虚な問いである。しかしその問いのなかには同時に、それ自身が各自の現存在へもっとも痛烈に個別化されてゆくという可能性がひそんでいる。

存在と時間(上) ちくま学芸文庫 p101

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脳が震える短歌

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Karl Fredrickson

tankanome.hateblo.jp
お久しぶりに短歌……デス!


1. 星
 ぬけぬけとぬくぬくの違いは星の温度さレンジを開けた私

2. 吹
 朝から霧吹きかけたような寒さが自転車にあたっては消える

3. はちみつ(蜂蜜、ハチミツも可)
 すーぱーきれいな街並みの人々もややはちみつらしきちみつさ

4. 川
 いっておくけど世界を創造したのは私だぞ感謝しな川

5. 秋刀魚
 対する武蔵は両手に冷凍秋刀魚 天才はしもやけ知らず


テーマ:秋
6.秋風に乗ったゴリラの波動さえ受け流すバナナ大明神

3Dプリンターでコーヒーフィルター用のホルダーを作った。

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Matthew Wiebe | Unsplash


 夏の思い出として3Dプリンターでなにか作ってみることにした。題材はコーヒーフィルター用のホルダー。似たような市販品はある。

カリタ 木製ロシラック 小(101・102用) #44063

カリタ 木製ロシラック 小(101・102用) #44063

けれども、これは私が現在使用しているフィルター(小101)にはすこし大きすぎるらしい。


 ないなら作ろう。

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