セーラーの後釜。
一月の某日、万年筆を電車内に置き忘れるというハプニングがあった。そのせいで愛用していたセーラーヤングプロフィットはどこか遠くへいってしまった。僕にとって物をなくすのは日常茶飯事なことなのだが今回の件は非常に堪えた。思い入れが強い文具がなくなるのって悲しいね。
先日、無印良品を散策していると万年筆が売られているのを発見した。ネット上で調べていて気にはなっていたがまさか店頭にあるとは思わなかった。1155円という安さにつられてつい購入してしまった。
アルミ丸軸万年筆 ファイン・黒インクカートリッジ1本付 | 無印良品ネットストア
外見はシャープで近未来的なイメージを持った。長さもちょうど良い。
しかし、いつも使っている野帳に書いてみたところ「あれ?」と思った。太い。ペン先が太いのだ。あとインクが薄いし出過ぎて野帳がぐちょぐちょになる。裏移りもひどい。
※上が以前ヤングプロフィットで書いたもの。下が無印の万年筆で書いたもの。
太さがこうも違うのはなぜだろう。無印のペン先はF、細字だ。調べてみるとこんな記事が。
ところで国産の万年筆は本当に線が細いんです。
以下の写真をご覧ください。比較
写真では分りにくいかもしれませんが
上から
セーラー F(細字)
セーラー M(中字)
ペリカン EF(極細)なんです。
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個体差が大きいとは聞きますが、
海外製の万年筆はやはり太いんだなあと感じました。
なるほど。無印の万年筆は外国産だからペン先が太いのか。しかしさらに調べてみるとこの万年筆のOEM先は日本のOHTO社というところらしい。
【無印良品 アルミ丸軸万年筆】の記事を。
前回UPした【アルミポケット万年筆】と同じくOHTO社のOEMです。
え、国産なの。じゃあセーラーのほうが実は極細だったのかもしれない。なにはともあれ僕にとっては無印の万年筆は書き味がぬめぬめしていて、インクがドバドバのビショビショであまり好きになれないものだった。書いていて気持ちよくないと文章もうまく出てこないしなぁ。
しかしインクの問題はペリカンやロットリングのコンバーターを取り付けることができるようなので解決するかもしれない。試してみようかな。