今日の授業は午前中の2つのみ。昼飯を食べたらすぐに帰ろうと思っていたが、急に激しい雨が降ってきた。そういう理由で午後の浅い時間は先輩たちの就活の状況を聞きながら課題を解き、研究室のマンガを読んだ。新聞も少し読んだ。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2012/03/28
- メディア: ペーパーバック
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文庫になったので読み進めている。作者の作品を高校のときに読み、大学生活というのはセックスと音楽とその他教養に満ちあふれているものだと当時は誤解していた。今回の1Q84も読んでも、きっと大人の世界を誤解したと思う。
天悟の生き方が素晴らしい。フィクションの中の人物であるので現実にこんな人はいないと思うが、好きなことをしながら飯を食っていけるのはいいなと思う。
新宿の中村屋や中央線の描写があり、地元民からすると親近感を覚えた。そうそう!東京駅から直接つながってるのにどんどん田舎になっていくんだよなーって。
小説を書くとき、僕は言葉を使って僕のまわりにある風景を、僕にとってより自然なものに置き換えていく。つまり再構成する。そうすることで、僕という人間がこの世界に間違いなく存在していることを確かめる。それは数学の世界にいるときとはずいぶん違う作業だ。