言葉の旅。
マエケナス。突然にマエケナスという単語が頭をかすめた。意味を思い出せないまま、「その反対はウシロホメルかな、いやアトホメルのほうが語感が良い」などとくだらないことばかり考えている。アトホメルは褒めてほしい。なんとしても褒めてほしいから民衆に命令した言葉がそのまま戯曲になった。それに感動したシュリーマンは採掘を開始する。気温五十℃を超える猛暑の中、遺跡を掘って掘って掘り進めるわけだ。想像するのも厚かましい。あつかましいの使い方も、これまたうまく思い出せない。
マエケナス。突然にマエケナスという単語が頭をかすめた。意味を思い出せないまま、「その反対はウシロホメルかな、いやアトホメルのほうが語感が良い」などとくだらないことばかり考えている。アトホメルは褒めてほしい。なんとしても褒めてほしいから民衆に命令した言葉がそのまま戯曲になった。それに感動したシュリーマンは採掘を開始する。気温五十℃を超える猛暑の中、遺跡を掘って掘って掘り進めるわけだ。想像するのも厚かましい。あつかましいの使い方も、これまたうまく思い出せない。