マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

書くためにつくる

 わたしのつくったものは文章とともにあり、逆言うと文章がないとそれはものとして成立しない。部品を組み合わせた搬送装置しかり、無数のコードからなるWEBサービスもそうだ。ひとつの手法は言葉によって表され、それによってあれはある。何を書いているかわからなくなってきた。

 生きるほど忘れられないことが増えていきそうで怖くて、忘れるために書くというふしもある。これはなにを表していて、どうすればそこにたどりつけるのか。とっかかりのようなものが一つでも残せれば、それによって忘れの許しをもらえた気になるのだ。現に忘れる。

 人のためにつくる。これは確かだが、よくよく考えると結局は自分が生きるためにつくることにつながる。つくるとは自分を生かす行為だ。書くこともそう。誰かに役に立つかというスタンスでやっていくと、途端に窮屈になる。誰かはいない。私しかいない。私が生きるためにつくり、生きるために忘れ、忘れるために書く。そういうことにしよう。

 文章によって過去を振り返らなくても良い。それは読み返さなくて良い。



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UnsplashVahe Ohanian