一番になりたい!
俺は、中小企業のおやじ
スズキ株式会社会長兼社長の鈴木修さんが書いた、スズキの歴史と今後の展望がわかる本。83歳とは思えないほどパワフルで、この人がいたからこそスズキはここまで大きくなったんだなと分かった。最近はいろんな車が発売されているが、まだまだ輸送機械は発展する余地があると思う。まだ水で走らないし、空も飛べない。全自動走行もできていない。いつか宇宙へいける車に乗りたいな。
肝心の内容に触れる。だいたいがスズキの過去の出来事と会長の思いで構成されている。感じたのはこの人が非常に言葉を選ぶのが上手い人だということ。理系出身ではないためか、語彙が豊富で、かつ他人にもわかりやすく短く説明することができる。
トップダウンイズコストダウン
あるときはレジャーに、あるときは通勤に、あるときは買い物に使える、あると便利なクルマ、それが『アルト』です
ただ、この人がスゴすぎるのでなかなか後釜が決まらない。この歳で社長と会長を兼任しているのは悪く言えばワンマン経営だ。また多大な被害が予想されている南海トラフを震源とした震災が起きたときの工場の行方も気になる。
会長曰く、会社の危機は25年周期で起きるらしい。前回が2008年のリーマンショックだったのでつぎは2032年頃か。震災が起きているかもしれない。そのころの日本はどうなっているのか。ちょっと不安になるけどなんとかなりそうな気もする。
(15分37秒6)