【書評】おじいちゃんになった宮本武蔵が残したもの/「五輪書」

いくつもの死線をくぐってきたよ 五輪書 (岩波文庫) 宮本武蔵と聞くと、二刀流とかバガボンドとか決闘に遅れてやってきたとかそんなことしか知識がない。何度も真剣による命のやり取りをして、勝って勝って勝ち続けて。それで人生楽しかったのかな。五輪書というのは武蔵が死ぬ間際になって、今までの戦いからえた剣の技術…