マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

雨とJBUG広島 #10

 

定時前に降り始めた雨はすぐに激しいものになって、わたしが乗った電車は一駅走って停車した。一時間待っても運転は再開しない。どうにもならなかったので、妻に車で来てもらった。

車内でmessengerを確認した。明日のJBUG広島のイベントの行方が気になった。それぞれがなにかを話していた。家につくころには雨はやんでいて、これならなんとかなるな、と思った。

 

翌日は晴れた。昼ごろに妻の運転する車で会場近くまで向かう。子供たちも一緒。渋滞していたけど、どうにか間に合いそうだ。私だけ車を降りると、シャレオの地下道を走った。ここに来るのは何年振りだ。学生のころや社会人一年目のころはよくきていた気がする。目的地は地下道の一番向こうにあった。

 

https://jbug.connpass.com/event/252390/

 

 

おりづるタワーはたしかに折り鶴だった。一周回って入り口を探し、すこし迷ってエントランスについた。JBUG広島はこの6Fのドリームアーツ社で行われる。messenger で「下までつきました」と送ると、ナカミチさんが「迎えにいきます」と回答した。

 

「kyokuchoさんでしょうか」はい 「よろしくお願いします、ナカミチです」 

そういえば、わたしは写真をどこにものせていなかった。マトリョーシカっぽいアイコンくらいしか情報がない。まあいいか。

ナカミチさんは髪が長いお兄さんな人だった。どこかで36才という情報があったが、まったくそのようには見えず、28くらいかと思った。

会場のドリームアーツの中はなんだかモダンだった。写真はみたことはあったが、実物はすごい。広いフロアが背の低いパーテーションで仕切られていて、左手に畳と背の高さほどのひまわりがあった。右手にオフィス、奥に広場があった。本棚には技術書が陳列されていた。ざ、オライリー!!というものは少なく、システムエンジニアとか見積りとか、少し年数を感じた。

 

会場にはすでに人がいた。知らない人しかいなかった。すごい。なんでこんなところに来ちゃったんだろう。それでも機材のチェックとか繋ぎの確認をやっていくのを見ていた。名刺交換をしながらすこし挨拶をした。規定時刻になったので、各自自己紹介をした。だれかが、「ナカミチさんのファンです」と言うと、後の人らもそれにならった。ナカミチさんのファンは多かった。

 

ハイブリッドの勉強会なので、オフラインと並行してオンライン配信もした。大変そうだ。みなそれぞれ発表をする。原稿はきっとアップされるはずなので、そこまで説明する必要はないと思う。私は空気感を書く。

私も登壇してなんかしゃべった。現職でマネジメントっぽいことをやるようになったので、それについて。オンラインと違ってリアルタイムに反応が来るのがたのしい。誰かの小さい声とか、声にならない頷きとか、そんなのが確認できた。良い。

 

いろんな人がやっていき、大トリはナカミチさんそのひとだった。コミュニティ運営を通してつちかったやつを紹介していた。誰かが死んでも回る組織の作り方。話し慣れているなあと感じた。そして、なにか奥底に熱を持っている人だなあとも思った。

はじめて聞いたラジオ番組が、最終回だったような感じだった。三年くらい前に出会いたかった。しかし彼はもうここにはいない。(いるけど)

 

全部が終わって会場で懇親会をした。オフラインならではだった。知らない人とも話した。知ってる人になった。時間になったので帰ることにした。運営をしていた井上さんと少し話をした。「結局、kyokuchoさんと言う情報しかわかりませんでしたね」ほんとですね。つぎはもうちょっと話します。

 

そして一日たって、動画のアーカイブを聞いた。なんか楽しかった。明日から仕事だけど、なんとかやっていけそうな気がした。不思議なことに、家でも会社でもない場所があると、心がつよくなる気がした。仕事が大変なのは変わらないけどね。

 

あー、でも、やっぱりエンジニアになりたい。人のやりくりとかマネジメントとかその残りでいまは図面を書いている。でもその残りの時間をコードを書くことにあてたい。できるかな。知らない。

 

ひとまずWebサービスをつくる。そして運営するぞ。

 

Photo by eberhard 🖐 grossgasteiger on Unsplash