マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

シナプス街道珍道中

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Photo by Darius Soodmand on Unsplash

 最近netflixのウォーキングデットを4倍速で観ている。ゾンビがめっちゃはやい。ぜんぜん歩いてない。ランニングデットだなぁと思った。でも人間の動く速さも4倍速なのでぜんぜん問題はなかった。シーズン1のころは一体でるだけでみんな悲鳴をあげていたのに、シーズン3あたりでは日常のように彼らの頭をバンバン拳銃でうってる。おかしな世界だ。

 私が文章を書くとき、なにか引き金のようなものがあるのか。こうしたら文章を書こうという明確な意思があるのか。ない。以前誰かに「君は変わることがあるか/変わる努力をしているか」と問われたが、「自分が変わることは多分ないと思います」と答えた。あれから数年経ったが、本当に変わらなかった。しかし、事態は好転しているわけで、こうなってくると絶対唯一の解などというものは存在しない、という結論に達した。意味や文章などというものは主と環境の相対運動によってなされるものであり、私が変わらなくても周りが変わることで状況はどのようにもなるのだ。

 強度は板厚の三乗で効いてくる。と、彼のブログに書いてあった。
temcee.hatenablog.com

 なぜそうなるかというと、昔の偉い人がそう感じたからである。きっと。それで実際もだいたいそんな感じだから、そのようになったのだ。そういうあれだ。世の中は確かな可能性が高い仮説を定理と呼ぶのである。ここでいう強度は曲げ強度のことで、板厚うんぬんは断面二次モーメントに関わる変数である。アコーディオンの蛇腹を思い出してほしい。断面二次モーメントはその蛇腹の中心からの距離とその周辺の微小面積を積分していったような値である。どんな感じになるというと、中心からの距離が遠くなる程かの値は大きくなる。板厚が厚いというのはモーメントの値が大きくなるということであり、ほんと曲げづらい。すごい。しかしながら、世の中には切り欠けがあるとそこに応力が集中するよ、という考えもあって大変面白い。

 材料力学の知識は「どこが弱そうか」ということがざっくりわかればあまり必要ない。ただ、自身の設計に対して数値的な補償を設けたいときに役に立つ。それに強度をコンピュータに計算させるだけだといろいろと不安なのでそのときにも便利だ。でも、一番いいのは自分で設計したものを自分で作ってみること。板を切断して穴を開けて曲げて溶接して……。そうすると「あぁ、これはつくれないわ」とわかったりする。楽しいね。

 このように理想と現実の乖離はどうあがいても克服できないものである。だから全ての事象を明らかにするという試みは捨てたほうがいい。現実を理想世界に、数値的に置き換えるというのはもうやめにしてはどうか。反対にその理想世界を現実へよせるようなアプローチをしかけたほうがいい。数字の再発明が必要である。

 大脳のシナプスの全長は100万キロメートルあるというが(ニューロン | 脳について | 理化学研究所 脳科学総合研究センター(理研BSI)
)、これも数えたわけではないので真実ではない。人間がそんなにたくさんの通路を作れるわけがない。疲れそうだ。ネットワークとか回線とかいう次元にわなにハマってはいけない。おそらくシナプスという概念は嘘であり、発火情報は波のように周囲に共鳴するのではないか。それも多次元的な周波数を使うのである。それは人間が観測できる範囲にはなく、宇宙のどこにも存在しない。情報はワープするのだ。ハンターハンターのノブが使っていた念能力のように。

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