マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

くだらない成果物と繰り返される生活


Photo by Anders Jildén on Unsplash

 「悲しみがなんだってんだ 歌ってんだ 歌ってんだ ずっとずっと」というサビの曲が頭から離れない。残業中にCADをひたすらいじっている時も延々と脳内で演奏されていた。その曲は古いようで新しく、明快なようで複雑であった。踊ってない夜を知らない、という曲も彼らは歌っているが、それもそっかそっかと私は言う。そうしてそれらのラインナップを見ると、繰り返しがキーワードのように思われた。for loop的なあれ。繰り返すのか。

 毎月ひとつはくらだないものをつくる!と言い放ったくせに、なにもしないまま二月になった。3Dプリンターでコーヒー用の計量スプーンをつくろうとしたが、ちょっと持ち手が長すぎた。
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 息子に渡してみると、粘土といっしょに使ってくれた。「スプーンだよ」と言ったのにフォークとして使っている。確かにそちらのほうが使いやすそうだ。
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 百均で粘土とそれようの型抜きを買ったが、かなり気に入っているらしい。この間は二時間くらい遊んだとか。遊びすぎである。そうか、型抜きか。今度3Dプリンターで作ってみるのも面白いかもしれない。妻からルータを収納するケースの製作依頼もあり、二月はわりと忙しくなりそうだ。

 仕事に対して少し面談をした。現状に全く不満はなかった。自分が楽しいと思うことしかやっておらず、その作業で生まれた成果物が誰かから認められている。楽しい。しかし、これが終着点なのかと聞かれるとなんかちがう気がする。この文章は1年くらい前から書いている気がしてならない。きっと環境が変わり、今より生きづらくなるとその思念は表層に現れてくるのだろう。その時までにいくらかシステムを作り上げたい。自分の楽しさによってのみ動き出すエンジンのような。楽しさの具現化によって収益を得られるような。要は遊んで暮らしたいのである。あらまぁ。

 日々が繰り返される。しかしその中でも以前との相違点があって、まちがいさがしのようにそれを見つけては、嬉しくなったり悲しくなったりする。そんなフレーズを思いついたが、現状とはかけ離れている。私はそれを意識することもなく、日々の乱雑さ/汎用性/楽しさにおぼれている。気分は悪くない。

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