マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

3Dプリンターと私。/腕を増やすこと

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 ハンズフリーという概念の向こうに「腕を増やすこと」は存在しないのだろうか。今までの機器が当たり前に目指していた方向(小型化/軽量化)は、腕を増やすことにより転換を求められる。そんな気がする。この腕増やしに明確な単語が設定されていない時点で、人類の意識ではそれが希薄なことが伺いしれる。しかし、私は思う。近い将来アシュラマンのようになれる腕が発明され、若者がヘアースタイルを変えるくらいの気軽さで腕を取り外しできるようになるはずだ。「親からもらった大切な体に傷を入れるのはおかしい」という意見が出てくるだろうが、画期的な麻酔によって腕外しの痛みがゼロになれば問題なさそうだ。そんな未来がくる。

 どうでも良い話だった。3Dプリンターのことを書こう。冬の賞与で3Dプリンターを購入した。ダヴィンチpro1.0 だ。amazonで注文したら数日後に届いた。
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 でかい。想像以上に大きかったので、梱包を解き、階段前に設置されたベビーゲートを外し、よいしょと抱えて二階へ持っていた。ちなみに梱包材は機器が故障した時の発送用のにとっておくといいらしい。なるほど。二階の自分の部屋にそいつを置くと、機器内部の緩衝材をひとつずつ取り外していった。そして同梱されていたフィラメントをとりつけた。この辺の流れはユーザーマニュアルに詳しい説明が書いてある。

http://support.xyzprinting.com/jp_ja/Help/download/dvpro?productName=da%20Vinci%201.0%20Pro

 あとは3Dデータの出力だ。データは以前に作ったingressのロゴを使う。
matoyomi.hatenablog.com

 XYZwareというソフトを使って3Dデータを変換し、プリンターへ転送する。「ピーン」「ピロリロリ」「ウィーンウィーン」近未来的な音が機器から聞こえてくる。テーブルとヘッド部の予熱が完了するとプリントが始まった。何回か失敗するも、テーブルにスティックをのりをつけ、フィラメントの吸着を良くしてやると問題は解決した。そうして完成した。

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 小さい。造形時間を短縮させるためにサイズを小さくした。それでもわりと綺麗な形にになっている。

 機器が造形作業をしている間、私は懐かしい感覚を味わった。興奮と安心が入り時混じったようなものだった。それはきっと、創作活動が私にもたらす一種の「魂の幸福」であり、自分が目指していたものだった。「そうか。私が欲していたのはこれだったのか」 頭の中のイメージを現実へ落とす、作るという行為がこんなにも私をあれするなんてどうかしている。けれでも楽しいし幸せだしハッピーだ。

 次は息子へのおもちゃを作ろうかな。砂場の型とか。