マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

ランボー怒りの休日出勤

 工作機械と一緒に「つくってわくわく!」するのが私の仕事だが、どうも休日出勤をしないといけないらしい。実際はいけないことはなく、私が勝手に決めただけだが。来週末までにつくっておきたいパーツがこのままのペースでいくと完成しないのだ。心の中でゴロリが「ねえ、わくわくさん。なにこれぇ?」と訊ねてくるが「知るか!」と答えたくなる。作っている本人もよくわからないものが、世界に生み出され、そいつの名前は決して伝えられることなく一ヶ月経てばスクラップにされる。生き残りの激しい、サバイバルだ。

 先週はGW明けで二日しか出勤していないのに、体が妙に重い。早朝にコーヒーを流し込んでも眠気はとれないし、寝る前にストレッチをしてもストレッチパワーが溜まってこない。ついでにカウントの最中に隕石も落ちてこない。どうしてだろう、と考えていると連休中に親戚の法事に参加していたことを思い出した。お坊さんのありがたいお話を聞き、お経を皆で唱える。ここまでは問題ないのだがそのあとの宴会がわりと疲れる。料理は豪華だし、お酒もたくさん飲める。しかし、私は常日頃パンとコーヒーが主体の食事をとっているので、このような料理は全く体がうけつけない。お酒は弱くはなく二日酔いもしないが、翌日お腹の調子が悪くなるのはそんな理由によるものだ。本当、体に負担がかかる。

 タイトルの「ランボー怒りの休日出勤」は2chのリーマン板にあったスレッドからとった。2chには大学入試ごろから大学2年くらいまで行っていた記憶がある。当時の2chはまとめサイトが出て来てしばらく経った頃で、衰退の一途を辿っていた。大学板は月に一度は「過疎過ぎ」というスレッドが立ち、幾ばくかのコテハンが頑張っていた。

 私が好きだったのは「ぼっちが大学で聞いたことを報告するスレ」で、文字通りひとりぼっちの大学生が周囲のリア充たちの会話を盗み聞いてその内容を報告する、というものだ。「タカシはヒロコとよりを戻したいらしい」とか「来月のバイトのシフトがまじやばいらしい」というどうでもいい伝聞情報が流れていた。本当にそれに意味はないのに、なぜかそこに生活の糧を見いだしていた。もっと有意義なことに時間を使えば良かった。それでも大学生協で書籍を買いあさったり、周辺の町を自転車で散策したり、ふらふらとサークルに参加しては詩を書いたりジャグリングをしたり空を飛んでみたりいろいろやった。楽しかったなあ。

 こうやって思い返していると、今の生活もそれほど不満足していないなと気づく。あたりにはたくさんのやりたいことがころがっているし、実際すこしずつやっている。次の記事では、このあいだコーヒーの生豆を焙煎したことを書こうかな。

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