ドグラ・マグラという奇妙キテレツな本に出会った。むさぼるように読んだが、僕の頭では理解することが出来ず、それでもこの魅力を誰かなんとかして伝えたく、うぬうぬとうなっている。幻想的な音楽とアイリッシュな響きとは対角をなすこれは、どことなくフレッシュでそれでていてロジテックでロマンチックなプラスチックだ。ついでに挙げるとすれば、そのポリエチレンテレフタラートは再生可能エネルギーにつつまれたクレストIIであって、ペリーローダンもびっくりの異次元砲弾を心の中にひっそりと兼ね備えるしたたかさも含んでいる。ちょうど実家に帰りたくもあり、ここに居座りたくもある不思議なキャッチアンドリリースのまな板の上の鯛あるいは鯉。
本読みが好きではない。きっとそういうあれにしよう。この一年間と少々、活字を追いかけるあるいは追われる生活を続けて来た。しかし特に得るものはなかった。あるとすれば「本には何も書かれていない」ということと、「僕はアホだ」ということくらいだ。
するめを噛むように日々を過ごしているが、それがもしかしたらガムだったのかもしれないと気づく。歯周病には効くが、アゴは痛いし気持ちが悪いし、おかしな満腹感がある。なんだこれは。
とにもかくにも明日にはまとめ上げるので許してください。
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