卒論について
本が読み終わらなかったので、変則的だが書評記事は明日に回し今日は卒論について書く。
早い話、理系の卒論なんてものはデータとグラフがあれば三日で終わるものだ。文系と違って数万字を書く必要はなく緒論と概要でちょろっと書くくらいだからだ。締め切りまであとわずかで焦っている人に向けて僕はエールを送りたい。諦めんなよ!
謝辞から始める!書き方のフロー
まずは謝辞から書き始めること。謝辞は定型文であるのでどっかのサイトからコピーして先生の名前を変更すれば間に合う。十分もかからない。これを行うことによって「卒論に手を付けた」という実績を解除できる。軽く思われるかもしれないが大事なことだ。静止摩擦力が動摩擦力より大きいのと同様、何事もやり始めるまでが一番大変なのだ。
謝辞が終わったら目次を書こう。あまり細かく考える必要はない。目次の構成は大体以下のようになる。どこで何を書くかを決めて適当に記入しよう。
- 緒論(研究の背景、目的)
- 準備(理論)
- 実験
- 結果/考察/追加実験
- 結論
- 謝辞
- 参考文献
- 付録
終わったら一旦教授に相談に行こう。人によっては一番のハードルになるかもしれないがきっと教授もあなたの進捗を心配しているはずだ。相談することで必要、不必要な部分がわかる。卒論執筆の早い段階にこれを行うと余計な労力を消費することなくエコに論文を書き進めることが出来る。間違っても一人でちまちまと書いてはいけない。頼れるものは頼る、使えるものは使おう。
相談に行けば卒論の題目と緒論に関するヒントは得られるはずだ。先輩の卒論も参考にしてずばばと書いてしまおう。細かい修正は後回し。あとは勢いにのって理論と実験、結論の部分を書く。今まで研究結果をしっかりまとめてきた人ならすぐに出来ることだ。
今その努力は必要ない
卒論執筆だけでなく研究にも言えることだが大事なのはいかに努力しないかを考えることだ。
先日話題になったエントリにYAGNIの思想というのがある。
You ain't gonna need it!
今その努力は必要ない。
もらえる経験値を最大化する「正しい努力」のまとめ - 旧・teruyastarはかく語りき
フォントや体裁の調整は自分でするのではなく先輩から拝借する、余計な図を長い時間をかけて描かない、分からないことはすぐ人に聞く。そう、今大事なのは卒論を完成させることだ。研究の結果を出すことではない。
卒論の場合、評価の対象は研究結果ではなく研究の過程だ。どんな背景があってどういう筋道を立てて実験して結果を得たのか。論理が破綻しないように、表現を統一させるように、誤字脱字がないように書く。頑張ろう。
おわりに
明日はちゃんと書評やります。
参考:
締切前に「ヴァァァーーーー」となってしまったとき - 発声練習
締切前に「WRYYYYYYYYーーッ」となってしまったとき - 発声練習
青ざめた学生さんへのアドバイス:いきなり長文を書かない - 発声練習
- 作者: 酒井聡樹
- 出版社/メーカー: 共立出版
- 発売日: 2007/05/09
- メディア: 単行本
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