面白い文書を書きたい
このブログを始めてからもう二年経つが、一向にアクセス数が増えない。宣伝が足りないのかもしれないし、見栄えがよくないのかもしれない。ためになる情報が入っていないのかもしれない。アクセス解析を見ると検索エンジンからの流入がちらほらあるが、どの人も該当する記事を読んだだけですぐに別のサイトへ去ってしまう。
アクセスアップのよくある方法にジャンルを絞れというのがある。しかし僕は毎日思ったことをバラバラ書いているだけだからそんなことはできない。どうしようかと悩んでいるときこの本を生協で見つけた。
「情報のメタ化」
これこそ僕の求めていたものだった。
情報のメタ化
思考や知識の整理というと、重要なものを残し、そうでないものを、廃棄する量的処理のことを想像しがちである。もちろん、そういう整理もあるけれども、それは、古い新聞、古い雑誌を、置場に困るようになったからというので、一部の入用なもの以外は処分してしまうのに似ている。物理的である。
本当の整理はそういうのもではない。第一次的思考をより高い抽象性へ高める質的変化である。
これまで僕のブログはただ思ったことを書き連ねた駄文ばかりが置かれている。ほぼ毎日書いているので量が多いのは確かだが、質がよくないし、読者もどの記事を読めば良いかわからない。人気のあるブログならはてブの数が多い記事を読めばはずれはないのだが、一日20PV程度の零細ブログはその方法はとれない。
ならばどうするか。まとめるのだ。これまで書いた記事から比較的まともな記事を選りすぐり、「比較的まとも」タグをつける。または記事内でよい表現や文章を引用してそれをひとつの記事にまとめる。
僕はいままでNAVERまとめや2chまとめなど、ただのまとめサイトを忌み嫌っていた節がある。しかしそれらはしっかりと情報のメタ化を行っていたのだ。見習わなければいけない。
おわりに
この本はアイデアを作る方法論も書いてある。寝かせる、化合する、記録するなど。520円でこんなにも有益な情報が詰まっていると思うと、やはり本は素晴らしい。