マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

ジェリクル大学生になるために(劇団四季キャッツを観てきた)

ジェリクルキャッツを知っているか

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 先日、劇団四季のミュージカルキャッツを観てきた。あまり興味はなかったのだが、いざ会場に入ってみるとその雰囲気に圧倒された。場内に貼付けられたゴミの数々、ギター、キャンディ、サッカーボード…。実際より大きめの寸法なのはネコ視点によるものだからだろう。また、映画とは違い、幕が引かれておらず、始まるときはブザーも鳴らない。シームレスで物語の世界に入り込める不思議なつくりだ。

 ジェリクルキャッツとは年に一度ねこたちの間で決めるベストオブネコ、キングオブネコである。キラキラした名前だ。

 今まで僕のなかで劇団四季と言えばライオンキングであり、ライオンキングと言えば劇団四季だった。めちゃイケ!で岡村さんがイノシシダンスで見事三回転を決めたのはいつの話だろう。「キャッツってただのネコの複数形だろ」とか思っていた。

AKB48とキャッツ24


 しかし観終わった後、なぜこれが超ロングラン公演になっているのかが少しわかった。登場する二十四匹のネコそれぞれに対するキャラ設定が濃く、自分が好きなネコ、似ているネコが必ずいるのだ。まさにAKB48の推しメンである。推しキャット。AKB48が秋葉原でデビューしたのは7,8年前であるが、キャッツは1983年に東京で日本初公演され、すでに20年が経とうとしている。AKBよりずっと先輩だ。

 さらにキャッツの場合は役だけでなく、それを演じる役者にもスポットをあてることができる。一度で二度おいしい。演じるネコのなかにも難易度的に上下はあるようで、「あ、この人この役やるようになったんだ」と成長を感じるひとも中にはいる。(たぶん)

きれいにお金を使い、ジェリクル大学生になろう


 タイトルにもどろう。ジェリクル大学生になるためにはどうすればいいか。きれいでスタイリッシュな学生になり毎日をイキイキ生きるには。(ここでいうジェリクル大学生はリア充とは別ものである)僕はきれいにお金を使うことを挙げたい。きれいに使うとは、気分がよくなり、パワーが溢れ、微小でも永続的に効果が続くように使うことだ。自分にかけるお金はジャンルをひとつに絞り、あとは捨てる。逆にひとにかけるお金は増やす。

 例えば僕の場合は本にしぼった。本につかうお金はケチりたくなかったので、図書カードを買ってしまい、本以外には使えないようにした。一万円の図書カードが財布の中に入っていると、たとえ所持金が341円でも気分はよい。ふらりと書店に行き、いいなと思ったハードカバーの本をさっと買ってしまえる。こんなに素敵なことはない。

 素敵に本を買うために髪は美容室から1000円カットにし、服は全てユニクロにした。ペットボトル飲料を買わずに研究室のポットのお湯でコーヒーやお茶を飲むことにした。来月でiPhoneを購入してから二年経つのでガラケーに機種変更しようとおもう。月1000円くらいで済むように。

 逆に人につかうお金はケチらないようにした。年に一度くらいは夜景のきれいなところで食事をしたり、プレゼントのグレードをちょっぴり上げてみたり。これからは遠くに住んでいる家族や友人にもまめに手紙を送ろうとおもう。


 こうして少しずつ大人になりたいなと思う。