マトリョーシカ的日常

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じゃあ危うくない高学歴な理系院生の就活って何?

僕自身思う節がある

 会社説明会にて高学歴な理系院生の就活に危うさを感じた


 このエントリを読んだ。読んでいて冷や汗をかいた。うちの大学も先日大規模な説明会があり、大手中小様々な企業に来ていただいた。僕も参加していろんな企業の話を聞いた。いつもの合同説明会とは違い、企業の方と一対一で話をできることも多く、とても有意義な時間を過ごした。


 ブコメでは批判的な意見もあるが、僕は増田さんに賛同する。事実、うちのど田舎大学は就活に対する危機感が他大学に比べて低い。都会にいたら否が応でも就活生が目に入り、「豪雪」「自己分析」「SPI」「OB訪問」などのワードが学内に蔓延する(良い意味で)。そのような情報はネット上でも参照することができるが、山に囲まれ田園地帯にぽつんと建つ地方大学にいるとどうもリアルさが希薄になる。「おー、やってんなー」みたいな。


 さらに理系学科の場合、企業の推薦枠は院試の順位の上から優先的にとれるので、無事に良い順位をとれたら、あとの就活はどうでもいい。研究さえ進めて(教授に言われたことをやること)いたら卒業/修了できて内定もとれる。


 一昔前まではそれでよかったのかもしれない。でもここ数年推薦の効力が薄くなり内定を得にくくなったようだ。また、去年に比べて大企業の推薦枠自体も減った。そうして就活生である僕らは少し不安になってくる。「内定とれるのか?」

危うくない就活

 じゃあ逆に危うくない就活って何だろう。ぼくら地方大の学生は真面目で大人しく、頭が固い。このような人間がコミュ力なるあいまいな指標を重視するイベント、就活に対応できるわけがない。とりあえず説明会に参加して自己分析して筆記対策して面接うけて…という段取りでは内定は遠いだろう。どうすればいいのか。

 http://anond.hatelabo.jp/20130218114650


 このエントリが参考になった。


 やることを明確に決めてしまえばいい。就活に対する時間、お金、やる気の制約から内定という評価関数を最大化するためにやることを最適化すればいいのだ。解はいくつか存在するだろうが、僕なりの解を以下に示す。

就活サイトはリクナビのみ登録。

 全ての元凶は就活情報サイトにある。リクナビとマイナビ両方に登録する義務はない。みんなが入っているからという理由で一括エントリーしてしまったらもうおしまい。毎日スパムメールの如く企業情報が送られてくる。第一希望の企業の情報が埋もれてしまう危険がある。エントリーしたい企業がマイナビにしかない場合、登録することをおすすめする。

マイナビのスカウト機能は使う必要なし。

 このスカウト機能はいったいなんのためにあるのか。スカウト機能とは自分の専攻、研究内容などウェブ上に登録しておくことで、それに興味をもった企業が個人に連絡してくるというもの。機能自体は問題ないのだが、先日友人と話してみたところネットで有名な某飲食業からスカウトがきたとのこと。工学系の知識がどのように飲食業に使われるのか。全く分からない。


 入りたい企業があるなら自分から連絡をとればいいし、記入する自己PRを考える時間ももったいない。
スカウト機能は使わないこと。

大学に来ていない求人はエントリーしない。

 基本的に同じ大学の学生は似たようなところに就職する。意識高い学生ならまだしも地方大学生がOBが所属していない企業に乗り込むのはリスクが高い。無駄なことはしない。

都会で開かれる合同説明会、セミナーは参加しない。

 お金の無駄。選考に直接関係のないセミナーや合同説明会にはなるべく低コストで抑えること。あなたの大学に興味がある企業は向こうから来てくれる。

就職課を利用し、履歴書の添削、面接練習をする。

 当たり前だけど、やっていない人も多い。先輩が研究室に残していった履歴書をコピペするだけではダメ。面接も口が就活用語に慣れるくらい数をこなす。

SPIはどれでもいいから一冊終わらせる。

 がんばろう。

その他必要な筆記試験対策は過去問、先輩に頼る。

 がんばろう。


おわりに

 僕も頑張ろうと思う。内定を早めにとり、残り少ない学生生活を有効活用しよう。自分の好きなことを好きなだけ勉強できる環境って素晴らしいよね。


 就活中に資金が足りなくなったらここで稼ぐといいかもね。
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