マトリョーシカ的日常

ワクワクばらまく明日のブログ。

パラメータを振り分けて人生を最適化

photo:A Saturday smile by ucumari

より効率よく素晴らしい生活を手に入れるには

 大学の研究で最適化について学んでいる。最適化というのは「ある理想の状態を設定し、それに近づくにはどのような入力(種類、大きさ、タイミング)が必要かを知り、一番楽な方法を求める」というもの。細かいところは違うけどおおよそこんな意味合いだ。

 帰りの電車内で「もしこれが人生にも適用できたら楽しいな」と思いつき、今に至る訳で。

 よし、とりあえずやってみようか。

1時間1単位として考えよう

 まず、振り分けるものを考えます。お金という答えもあるかもしれませんが、時間のほうが平等に分配されているので時間を使います。1時間1単位として考えましょう。日本人の平均寿命は男性が約80歳、女性が約86歳です。
 出典:統計局ホームページ/日本の統計−第2章 人口・世帯


 ここから自分の年齢を引きます。男性で20歳なら80-20=60年です。一年は365×24=8760時間なので残された単位は60×8760=1,314,000時間です。わおめっちゃある。

 でもこの時間をすべて自由に使えるわけではありませんよね。いろいろ制限があるわけです。まず人生を3つの期間に分けます。子供、大人、老人です。子供は0歳から22歳(4年制大学卒業)、大人は23歳から70歳まで(年金の受け取り開始時期はきっと遅くなります)老人は70歳から平均寿命まで。

 まず全ての人間に睡眠は必要です。8時間は欲しいところですが、それは僕に限る話で、3時間で十分なナポレオンさんもいるでしょうし、16時間寝ないとやる気でないわーというニートもいるでしょう。統計から7時間で考えます。
 出典:

 子供には学校があります。平日8時から17時まで。(小学生未満は考えません) 大人には仕事があります。労働者1人の1ヶ月の労働時間は約150時間だそうです。
 出典:統計局ホームページ/日本の統計−第16章 労働・賃金
 老人にはなにもありません。

 ここから一週間単位で考えます。睡眠:7×7=49時間、学業:9×5=45時間、仕事150/30×7=35時間。これを一週間:24×7=168時間から引きます。よって、子供:168-(49+45)=74時間、大人:168-(49+35)=84時間、老人168-49=119時間です。
 これだけの時間が自由に使えるというわけです。さぁどうしましょうか。いくつかパラメータの候補を考えます。

ルックス

 外見です。服を買う時間、美容院に行く時間、メイクをする時間、ファッション雑誌を読む時間もろもろです。
 メリット:相手の印象がよくなります。異性と親しくなりやすいです。

かしこさ

 ずばり勉強。参考書を読む、問題を解く、資格試験を受けるなどなど。
 メリット:進学、就職、昇進に対し有利に働きます。学業レベルの高い人に囲まれます。

体力、筋力

 ジョギング、筋トレ等。意識的に体を動かす時間を総称します。
 メリット:けがのしにくい体になります。病気もしにくいです。

食事

 うまいものを食べる、飲む。自分で料理を作る時間も含みます。
 メリット:おなかが減りません。幸せな気分になります。ただ採りすぎると太ります。

趣味

 自分の好きなことを好きなだけできます。旅行、ゲーム、読書など。
 メリット:幸せになります。共通の趣味をもつ友人ができやすいです。

人付き合い

 他人と話す、あいさつをする、家族ぐるみの旅行、友達との遊びを含みます。
 メリット:孤独な気分が和らぎます。出会いが増えて彼氏、彼女がゲットできるかも。


 こんなところでしょうか。これにさらにお金、資産という制約をつけて、線形計画法でもつかって解いてみたいものですね。

 評価関数をどうするかが問題だと思いますが。

 また気が向いたらやってみます。